お知らせ

2021年 新年のごあいさつ

2021.1.1

パルシステム東京の理事長から、新年のメッセージをお届けします。

いつでもできることはある!希望を胸に夢を語りたい

パルシステム東京理事長:松野 玲子

パルシステム東京理事長:松野 玲子

青森県生まれ。パルシステムのレシピサイト「だいどこログ」で、コア・フードの有機野菜セットをムダなくおいしくいただくことに挑戦中。野菜の力強い味に助けられています。

感染症拡大のもと、パルシステム東京は、みなさんにささえられて、新年を迎えることができました。すべてのみなさまに、心からお礼を申しあげます。

不安が蔓延する時代ですが、楽しみなことがあります。

それは1月22日に核兵器禁止条約が発効されることです。批准を決めた50カ国のほとんどは、核を持たない小さな国々です。パルシステム東京でも核のない未来に向けて、長年、署名活動や被爆地スタディツアー、学習会などの活動を重ねてきました。そんな多くの人々の願いが集まって、世界が動きました。まずはその第一歩を喜びたいと思います。

もちろん平和を脅かすものはまだまだあります。残念ながら日本はこの条約に批准をしていません。「思いは届く」、そんな希望を胸に、私たちのできることを探していきたいと思います。

また、うれしいお知らせもあります。

昨年10月、パルシステムグループの再生可能エネルギーの取り組みが、令和2年気候変動アクション環境大臣表彰を受けました。パルシステムの「産直」が、電気の分野でも認められたのです。

産地とともに原発のない未来をめざして始めた電力事業ですが、いまやその電気は私たちの家を照らすだけでなく、産地の新たな事業となっています。事業が社会を変える、第一歩だと感じます。

いまパルシステム東京では、くらしを支える事業を継続しながら、新たな活動にも着手しています。たとえばオンラインの産地交流や講演会。活動への参加を広める新しいしくみとして、期待を集めています。事業のシステム上で発生する予備青果をフードバンクなどの地域の活動団体に提供するしくみも試行を重ね、多くの人々に喜ばれています。

どんなときでもできることはあります。こんなときだからこそできることを、ともに考える一年にしたいと思います。

 


産直米産地から届いた苗を育てる、パルシステム東京の保育園「ぱる★キッズ足立」の園児たち

コロナ禍で産地での交流が難しくなりスタートした、オンラインでの産地交流。新しい参加者も増え、大好評

2017年にノーベル平和賞を受賞した「ICAN」国際運営委員、川崎哲氏を招き、平和学習会「核をなくすためにできること」を開催