活動レポート
シリーズ「しあわせの経済を地域から」ミツロウエコラップをつくろう!
2019.7.15
2019年7月12日(金)、グローバル経済とは異なる暮らし方や価値観を紹介する「シリーズ「しあわせの経済」を地域から」の番外編として、「友産友消ワークショップ~ミツロウエコラップをつくろう」を開催。32人が参加しました。(主催:パルシステム東京・スローウォーターカフェ(有))
ミツロウエコラップは、蜜蜂のミツや植物オイル、オーガニックコットンなど、天然材料をつかった食品ラップのこと。天然成分のナチュラルな抗菌作用により、食品の鮮度とおいしさを長持ちさせる力があります。
講師は、エクアドルのフェアトレード商品を広めるスローウォーターカフェ(有)代表の藤岡亜美さん。
環境に負荷をかける使い捨ての容器やプラスティックのラップに代わる道具として、エコラップを広めよう!という声かけから始まったワークショップは、ミツロウの効能や産地の様子などのお話しを聞きながら、賑やかに交流する場となりました。
都市農村交流に取り組むNPO法人「森と海のあいだのトージバ」(宮崎県串間市)が養蜂する貴重な在来種、ニホンミツバチのミツロウと、オーガニックコットンを使って作ります。ミツロウをすりおろし、まつやに、あぶらなどとまぜた後…
あたためたホットプレートの上に布を敷き、混ぜ合わせたミツロウなどを溶かして、はけで塗っていきます。
何度か裏返し、しっかりコーティングができたら乾かして、ミツロウエコラップのできあがり!
参加者からは、「小学校の工作のようで楽しかった!」「パルシステムでこんな体験ができるなんて嬉しい」などの感想が寄せられました。
グローバル経済とは異なる暮らし方や価値観を紹介する「シリーズ『しあわせの経済』を地域から」は4回連続講座です。
講師:藤岡亜美
スローウォーターカフェ有限会社代表。ナマケモノクラブ共同代表。学生時代からスロー運動に参加。社会起業家コンペで受賞しフェアトレード企業を設立。サリナス村とのチョコレートづくりは全国紙一面にトップになるなどカカオ市場、フェアトレード運動を牽引。2011年、3.11を機に宮崎県に移住。森林農法や地域での環境教育を実践中。「友産友消」いいだしっぺ。共著「日本のフェアトレード」(明石書店)他。