【ハートでコミュニケーション】娘にしょっちゅう、孫のお迎えを頼まれます。私にも予定があるのに…

「予定があるから」と、断りたいけど…
定年退職後、趣味の習いごとや地域活動に参加するなど、第二の人生を楽しみはじめたKさん。
ところが、近所に住む娘のEさんから、たびたび孫の保育園のお迎えや預かりを頼まれ、予定をキャンセルすることも多く、少し悩んでいます。
Kさんは、自身も産休明けに仕事復帰した経験があり、そのたいへんさもわかっているので、手伝ってあげたい気持ちはあると言います。
でも、Kさんに頼むのがあたりまえのようになっていることに疑問も感じています。
「孫に会えるのはうれしいし、娘との関係が悪くなるのもいやだし…」と、先々のことまで考えてしまい、断りにくいのだそう。
「親子だからこそ、言いにくいこともある」。そんな、Kさんの思いもよくわかりますが、気持ちを伝え、話し合えるといいですね。
ほかに頼れる選択肢を広げてみよう
娘のEさんはどう思っているのでしょうか?「頼みやすいから、ついつい母に甘えてしまって。申し訳ないと思ってはいるけど…」。
職場に迷惑をかけたくない、がんばらなくちゃという思いから、お母さんの予定や気持ちまで考える余裕がないのかもしれません。
とはいえ、Kさんも毎回頼られると、気持ちだけでなく体力的にも疲れてしまいます。娘さんやお孫さんが困らないよう、
「私にも予定があるときは、延長保育を頼んでみたら?」「ベビーシッターを探してみない?」など、ほかの選択肢をいっしょに考えておくこともたいせつです。
Kさんが心も身体も元気でいられるのがいちばん。娘さんやお孫さんに、感謝の気持ちを伝えてもらい、第二の人生も応援してもらえるとうれしいですよね。
この先も家族のよい関係を続けていくためにも、無理をせず、みんなで子育てができる環境をつくれるといいですね。
みんなはどう思う?にゃんこたちに聞きました
〈監修〉一般社団法人くらしサポート・ウィズ
くらしの相談ダイヤル03-6205-6720
※相談は無料 月~金:10時~16時30分
子どもを預かるのはたいへん。しょっちゅうは、疲れちゃうよね
自分の予定も大事。断ることは悪いことじゃない
「ありがとう」「たすかった」のひと言で、相手の気持ちも変わるよね
「この日はダメだよ」と、事前に予定を伝えておくのもいいね