お知らせ

2023年 新年のごあいさつ

2023.1.1

パルシステム東京の理事長から、新年のメッセージをお届けします。

手をつないで この時代を超えていこう!

パルシステム東京理事長:松野 玲子

パルシステム東京理事長:松野 玲子

青森県生まれ。3人家族。
出かけるハードルが下がった秋口に久々に温泉に行きました。コロナ禍で「黙浴」がほとんど。そのぶんできたじっくり自分と向き合う時間は、新しい発見でした。

 パルシステム東京は、みなさんに支えられ、2022年も事業と活動を継続することができました。関わるすべてのみなさまに、心から感謝いたします。

 昨年も新型コロナウイルス感染症の流行は収束せず、潜在的にあった格差や孤立などの社会課題が一気に表面化したといわれます。また、ロシアによるウクライナ侵攻などによって、これまで私たちが何気なく享受していた「食」や「エネルギー」の供給が、不安定で脆い土台の上に立っていることを思い知らされました。

 そのなかで私たちはできることを探し、実行してきました。ウクライナ人道危機緊急募金、パルシステム給付型奨学金、平和カンパなどでは、組合員から多くの気持ちが集まりました。また前年に引き続き生活困窮者への産直米の支援を行い、予備青果提供のしくみや調味料支援の取り組みを地域に広げています。地域の笑顔を増やすために積み重ねてきた、取り組みがさらに進化しました。

 一方、課題の大きさや深刻さを実感するなかで、私たちにできることはまだまだあると感じています。

 多様な課題はそれぞれ深刻ですが、「希望」があります。それは約    万人の組合員がいることです。さらに考えると、私たちの「食」や「くらし」を支えている生産者やメーカー、協力会社のみなさんを含めたら仲間はもっといます。持続可能な社会に向けて、一人ひとりが関心をもち、向き合い、伝え合う…、それは社会を変える可能性です。

 

 多くの不安を抱えるこの時代、「今だけ、金だけ、自分だけ」という思考に陥りやすいといわれます。それでも私たちは助け合いの組織である協同組合らしく、「未来のために、いのちを大事に、みんなの幸せのために」、ともに行動する一年にしたいです。

 


『マイスモールランド』上映会後には、監督らのト ークセッション。異国をルーツにもつ人々の苦悩が語られた(8月21日 パルシステム東京本部)

委員会のイベントはオンライン開催に制限されていたが、夏ごろからリアル開催も。参加者は、直接集まる楽しさを実感(6月17日 立川委員会)

環境キャンペーンでは、石けんクリーニング店主による学習会を開催(6月6日 オンライン)