お知らせ
2020年 新年のごあいさつ
2020.1.1
パルシステム東京の理事長から、新年のメッセージをお届けします。
50年の積み重ねとつながりを信じて…
パルシステム東京理事長:松野 玲子
1961年、青森県生まれ。お気に入りの商品は、コア・フードの予約米。毎月、無農薬・無化学肥料で作られた産地や銘柄の違うお米が届くリレー米。それぞれのよさを実感しています。
2019年、みなさんにとってどのような年だったでしょうか。パルシステム東京は多くのみなさんに支えられ、内外のつながりを広め、深めた年でした。すべてのみなさまに、心からお礼申し上げます。
私たちはよりよい社会を次世代に渡すため、食の安全や環境、平和活動をしています。つながりが薄れているいま、ほころびた「つながり」をつくろい、時代に合わせたつながりをつくることが必要とされています。そこで担い手として期待されているのが、協同組合です。
パルシステム東京には、委員会活動などを積み重ねてきている組合員、すでにフィールドをもって活動している組合員、これから社会のためになにかをやりたいと思っている組合員がいます。パルシステム東京では、地域でつながっていけるような取り組みが少しずつすすんでいます。
パルシステム東京の施設で組合員が運営する地域デイ「あじさいの家」に続き、「辰巳パルの家」「練馬パルの家」などが定着しているのもその例です。昨年10月には「江東パルの家」もスタートし、実践が点から線になっています。
地域の団体との連携が深まり、いくつかの配送センターで新しい取り組みも始まっています。配送で準備する予備の青果をフードバンクなどの地域の活動団体に提供するものです。組合員と職員が積み重ねた地域のネットワークと事業がリンクした取り組みとして、多方面から注目を集めています。
2020年、パルシステム東京は創立50周年の節目の年を迎えます。格差拡大、グローバル化による食や農業の危機、異常気象など課題は山積みですが、私たちのこれまでの積み重ねとつながりを信じて、次の半世紀の夢をみなさんと語っていければと思います。