お知らせ
2015年度「福島支援カンパ」 711万3,680円を6団体へ贈呈しました
2015.11.26
「福島支援カンパ」へのご協力ありがとうございました。
2015年11月16日~12月11日の期間、パルシステムで取り組んだ「福島支援カンパ」には、パルシステム東京の組合員の皆さんから611万3,500円のカンパ金が寄せられました。
11月26日に、パルシステム東京の「城南信用金庫ボランティア預金」の利息と合わせ、711万3,680円を下記6団体へ贈呈しました。
カンパ贈呈団体 | 贈呈額 |
いわき放射能市民測定室 たらちね |
1,142,515円 |
子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト |
1,281,413円 |
3a!郡山 |
971,813円 |
ふよう土2100交流サロンひかり |
1,181,613円 |
まつもと子ども留学基金 |
1,157,013円 |
未来の福島子ども基金 |
1,379,313円 |
合計 |
7,113,680円 |
被災地ではさまざまな団体・市民グループが行政の手が届かない活動、親が求める支援を担ってきました。しかし、時間を経るとともに人々の関心が薄れ、団体への支援も減ってきています。私たちは、これからも福島の子どもたちを支える活動を応援していきます。みなさまのご理解とご協力をお願いします。
2015年度福島支援カンパ 贈呈先団体紹介
甲状腺検診や食材、土壌の放射能検査などに取り組んでいます。2014年度の甲状腺検診の受診者は2,000名以上。放射能の影響に対する市民の不安に応えています。2015年度からは「ベータ線測定室」も開設。これまでのガンマ線測定器では計測できなかったストロンチウムの測定も可能になりました。さらに海洋の放射能汚染調査も開始。今後の貴重なデータになるものと期待されます。 |
汚染の実態を知りたいと希望する親は大勢います。その声に応え、日常生活での防護のため、通学路や遊び場などの線量を測定。結果をマップ上に表示して、線量の状況を一目でわかるようにしています。団体から報告を受けた行政も重い腰をあげ、高線量地点を立ち入り禁止にするなど、具体的な対策も引き出しました。座談会開催、保養情報や福島の現実を伝える情報誌の発行も続けています。 |
『放射能から子どもを守る』ため、郡山市の母親を中心に集った会員は170人以上。最近は自主避難からの帰還や出産など、あらたに不安と直面する方々の入会が増えています。自主被ばく検査補助や健康相談、市民放射能測定所運営、ガラスバッジ無料貸与、通学路・公園の線量測定&マップ化(昨年120 ヶ所以上)、行政要請、自主除染、学習会開催など、具体的で多様な対策を続けています。 |
行政の支援が届きにくい被災地での障がい児ケアにスポットをあてた活動をしています。仮設住宅などで環境の変化に戸惑う子どもたち。障がい児を育てる親たちは、悩みを抱えています。交流サロンでの悩みの共有や相談、知的障がい児や身体障がい児の一時預かり事業などで、負担の大きい障がい児をもつ親を支え、一人ひとりが地域でいきいきと過ごせる環境づくりに取り組んでいます。 |
被災地の子どもたちが安心して生活し、遊び、勉強する場所づくりをめざして、信州松本で設立した留学プロジェクト。放射能への不安がささやかれる福島でストレスを抱える子どもたち。思いっきり遊べない、勉強にも集中できない、そんな子どもたちを長野県松本市で受け入れています。現在8人の子どもたちが寮や個人宅でのホームステイで、親元を離れた生活をがんばって送っています。 |
20年来行ってきたチェルノブイリ被災者支援の経験を活かし、保養など福島の子どもたちのために活動しています。内部被ばくの健康被害から子どもたちを守るには放射能汚染の心配のない場所での保養が効果的という、チェルノブイリ事故後の検証データに基づき、関連団体の保養施設「沖縄・球美の里」では延べ2,000名近い子どもたちの滞在を受け入れています。カンパ金は保養活動のほか、健康相談活動などにも使われます。 |