お知らせ
2019年度「原発事故被災者応援カンパ」支援団体からのメッセージ
2020.8.31
「原発事故被災者応援カンパ」へのご協力ありがとうございました。
パルシステムグループ全体で2019年10月~2020年3月末の間に取り組んだ「原発事故被災者応援カンパ」(東京電力福島第一原子力発電所事故被災者応援金)のカンパ金は、全23団体へ1,820万3,655円が配分されました。このうち、パルシステム東京が推薦した6団体へ計820万円を贈呈しました。
カンパ贈呈団体 | 贈呈額 |
認定NPO法人いわき放射能市民測定室 たらちね | 1,950,000円 |
認定NPO法人沖縄・球美(くみ)の里 | 1,750,000円 |
NPO法人ふよう土2100 | 1,350,000円 |
NPO法人ハートフルハート未来を育む会 | 1,350,000円 |
認定NPO法人FoE Japan | 1,000,000円 |
一般社団法人子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト | 800,000円 |
合計 | 8,200,000円 |
※城南信用金庫 東日本大震災復興支援「ボランティア預金」の利息(200万円)を含む
6つの支援団体からのメッセージ
甲状腺検診に加え、地域の人々とコミュニケーションをとりながら
認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね 2011年3月11日の福島原発事故災害を受けて、福島県や近隣地域の子どもたちを対象に2013年3月から開始した出張甲状腺検診プロジェクトです。被爆による健康被害を軽減し、子どもたちが健康に成長できるよう見守っていくことが活動を始めた動機です。全国から集まったボランティアの医師が検診を行います。保護者立会のもと、医師からの丁寧な説明を受け、毎年、決まった地域を訪れることで地域の人々とコミュニケーションをとりながら事業を展開しています。 |
子どもたちの免疫力や抵抗力の向上などの健康回復のため
認定NPO法人沖縄・珠美(くみ)の里 2011年3月11日の東日本大震災時に発生した福島第一原発事故で放射能汚染された地域に住み、被曝した子どもたちの免疫力や抵抗力の向上などの健康回復のため、汚染の心配のない沖縄県久米島にて保養を始めた。 自然の美しい久米島で、海遊びや地元の人たちによる様々なプログラムを実施する中で、思いっきり遊び、食べ、楽し く過ごしてもらった 。 |
東日本大震災・原発事故で被災した発達障害の子どもたち 家族サポートのため
NPO法人ふよう土2100 ・目的 |
参加してくれた多くの親子の笑顔に励まされ
NPO法人ハートフルハート未来を育む会 放射線の健康被害という「曖昧な不安」や震災・原発事故によるストレスは親子の愛着を形成しにくくさせていました。親子の愛着を強固にして不安に負けない安全基地としての家庭や親子関係を築けるようにと親子 ふれあい遊びと親ピア・ミーティング支援を平成23年6月から継続しています。参加してくれた多くの親子の笑顔に励まされ、同じ福島に暮らす自分たちにしかできない支援であると誇りを持ってこれからも取り組んでいきます。 |
子どもたちがのびのび遊び、お母さんたちが悩みを分かち合う場として
NPO法人FoE Japan みなさまの温かいご支援のおかげで、この事業は継続することができております。子どもたちがのびのび遊び、お母さんたちが悩みを分かち合う場として、猪苗代のシェアハウスでの保養『福島ぽかぽかプロジェクト』。コロナ禍、自粛を余儀なくされている福島の子どもたちは、放射能とコロナの2重の危険の中にいます。安全を第一に考えながら、福島の方々が中心となり、参加者と協力しながら、小規模でこれからも開催していくつもりです。 |
3000部を印刷、その大半を福島県内で配布しています
一般社団法人子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト 2019年度も継続して『こどけん通信』を年4回のペースで発刊していくことができました。引き続きのご支援をありがとうございました。福島県内で開催した座談会・勉強会で、読者の意見を聞く機会をもつとともに、そこでの報告を記事に反映していくこともできました。現在、3000部を印刷、その大半を福島県内で配布しています。年明けからは新型コロナウィルス感染拡大による自粛要請で取材や座談会、勉強会の開催などが困難になりましたが、新しい連載(おしどりマコさん)がスタート。原発汚染水の海洋放出問題についての動向や「子ども脱被ばく裁判」「20ミリ訴訟」の報告、甲状腺検査を巡る状況など、できるだけ鮮度のある情報や議論、論考を伝えることができるよう取り組んできました。 |