お知らせ

ロシア軍によるウクライナ侵攻に反対し、即時の戦争終結と平和の実現を強く訴えます

2022年3月4日、パルシステム東京はロシア軍によるウクライナ侵攻に反対し、即時の戦争終結と平和の実現を強く訴えるために、ロシア大使館に対して声明文を提出しました。

 

 

2022年3月4日

ロシア軍のウクライナ侵攻に抗議します

戦争の即時終結と平和の実現を訴えます

 

生活協同組合パルシステム東京

代表理事 理事長 松野 玲子

 

 戦争は私たちのくらしを跡形もなく破壊します。私たちは、平和の享受を実感し日々のくらしを営む立場から、ロシア軍によるウクライナ侵攻に反対し、即時の戦争終結と平和の実現を強く訴えます。

 

私たちパルシステム東京は、「『食べもの』『地球環境』『人』を大切にした『社会』をつくります」を理念に掲げる生活協同組合です。子どもたちに安心して手渡せる未来のために、平和への願いを込めた「平和政策」のもと、唯一の戦争被爆国の市民として、人類共通の願いである世界の恒久平和に向けて、反戦と核兵器廃絶に向けた活動を続けています。

 

 日本が経験した先の戦争では、沖縄での地上戦や広島・長崎への原爆投下など、痛ましい被害が各地にもたらされました。さらに植民地支配と侵略によって、とりわけアジア諸国に多大な損害と苦痛を与え、多くの尊い命が失われました。その反省から、日本国憲法では、戦争放棄を強く決意し、私たちはいまもその信念を誇りに、価値を世界に伝えています。

 

 なかでも核兵器は、生命のみならず人間の尊厳まで傷つけます。被爆者のみなさんは、原爆投下から77年を経ようとする現在もなお、その経験を語り続け、その共感の輪は、少しずつ、着実に、世界へ広がっています。

 

 人類はこれまで、数々の戦争を経験し、その反省を積み上げてきました。長い歴史から学んだ結論が「かけがえのない人命を奪い、人間の尊厳を深く傷つけ、そこからは感情の負の連鎖しか生まれない」ことです。ウクライナへの侵攻は、歴史からなんら学んでおらず、人智を否定する行為です。

 

 戦争から勝者は生まれません。ウクライナ市民の惨禍をこれ以上広げないため、私たちには一人ひとりができることを考えていくことが求められています。戦争を終結させ、争いのない世界を未来の担い手である子どもたちへ手渡しましょう。私たちは、日々のくらしを大切にする生活協同組合として、くらしの礎である平和の尊さをあらためて広く呼びかけます。

 

以上

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