活動レポート
大人の部活へようこそ!ブックdeト~ク♪ ~本を楽しむ!普段はひとりで、時にはみんなで~
2023.4.5
子育て個育てワークショップ
パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として、
3月1日「ブックdeトーク」を開催し、4名が参加しました。
今回、企画・運営を行ったファシリテーターが報告します。
*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。
絵本の森へようこそ
3月は絵本を持ち寄ってブックdeトーク。
メインとなるテーブルには季節感を一緒に楽しんでもらおうとファシリテーターが小さな雛人形を用意しました。
到着した参加者は、持ち寄った絵本をそのテーブルの上に並べて開催を待ちました。
表紙も裏表紙も中身も見られるよう絵本は立てて置いてもらいました。
絵本の魅力が一目瞭然、まるで絵本の森のようです!
トークがはじまり、初対面同士の緊張をほぐすため春にちなんだ童謡「ちょうちょ」を歌ってリラックス。
それぞれの自己紹介を終えてメインのテーブルへ移動しました。
絵本との物語いろいろ
まずはテーブルの周りを囲んで置かれた絵本=絵本の森を自由に眺めて楽しみました。
気になる絵本をあげてもらい、その絵本から順にご紹介いただきました。
話をするとき、絵本のページは大きく開かれ中に描かれている絵がよく見えます。
聞いている方の気持ちがいっぺんで絵本に向かい、話しの内容にもすっと入り込めるようでした。
参加者は絵本の読み聞かせのボランティアをしているなど、普段から絵本に関心のある方が多く、それぞれのご経験と合わせて絵本が紹介されました。
知らなかった絵本、知っている絵本、皆さんの紹介を聞いていると、まるで絵本の読み聞かせを聞いているような幸せな気分になりました。
自分のための絵本
話が深まるにつれ、「誰かに呼んであげるための絵本」から「自分自身と絵本」「自分自身の思い」に自然と話題が移っていきました。家族との懐かしい記憶が思い出される絵本、自分にとって一番好きな絵本、1年くらいしてから思い出す絵本、こんなことがあった、あんなことがあったと、絵本をきっかけに参加者がそれぞれの思いを次々に話し出しました。
それぞれの絵本との出会いを聞いていると、まるでミニ自分史を聞いているような気がしました。
最後に今の気持ち、これから絵本に向かう思いを語って頂き、次への広がりに繋がる明るい終了となりました。
参加者の声(抜粋)
・ 本日はありがとうございました。1人1人の絵本との関りがあり、その人を通した物語がまたそこから息づいているんだなと思いました。絵本は子どもだけのものではなく、元子どもの心にも響く一冊になり得ると知りました。これからも絵本と共に生活していこうと思います。
・ 絵本への思いはひとそれぞれでも、絵本を好きという気持ちが1つになってとても楽しいひとときでした。 本っていいですね。
・ 色々な絵本を持ち寄り、絵本のよさ、触れ合ったきっかけなど聞け、勉強になり楽しめました。絵本を通してのため、より短時間で深い話が聞けたように思います。
登場した本たち
『おじいちゃんのごくらくごくらく』 西本鶏介:作 長谷川義史:絵 /鈴木出版
『おひさまさんさん おはようさん』 なかじまかおり:作 /岩崎書店
『カランポーのオオカミ王 』 ウィリアム・グリル:作 千葉茂樹:訳/岩波書店
『きつねにょうぼう』 長谷川摂子:再話 片山健:絵 /福音館書店
『きはなんにもいわないの』 片山健:作 /Gakken
『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ガース・ウィリアムズ:作 まつおかきょうこ:訳/福音館書店
『どうぞのいす 』 香山美子:作 柿本幸造:絵 /ひさかたチャイルド
『どうぶつのおかあさん』 小森厚:文 薮内正幸: 絵 /福音館書店
『もりのえほん』 安野光雅:作 /福音館書店
『ラージャのカレー』 国松エリカ:作 /偕成社
『100人の心に響いた絵本100 1998-2008』 別冊太陽編集部: 編 /平凡社