活動レポート

チェルノブイリ子ども基金・未来の福島こども基金報告会『2018夏 子どもたちの保養・チェルノブイリと福島』

2018年12月1日(土)、パルシステム東京が組合員カンパなどで支援する「チェルノブイリ子ども基金」「未来の福島こども基金報告」の報告会をパルシステム東京新宿本部で開催しました。

  放射能の影響を受けない土地で、安全な食べものを食べて過ごす保養。のびのびと遊ぶことで子どもたちの免疫機能は回復し、病気になりにくくなります。
  両基金の保養参加者から、それぞれの保養の現場について報告をしていただきました。

保養施設ナデジダ(希望)での活動を報告する「チェルノブイリ子ども基金」事務局長  佐々木氏

保養施設ナデジダ(希望)での活動を報告する「チェルノブイリ子ども基金」事務局長 佐々木氏

麻生治成氏(「沖縄・球美の里」ボランティア)は、福島の子どもたちの保養を報告。

麻生治成氏(「沖縄・球美の里」ボランティア)は、福島の子どもたちの保養を報告。

休憩時間に基金のグッズも販売しました。あちこちで参加者同士の話がつきません。

休憩時間に基金のグッズも販売しました。あちこちで参加者同士の話がつきません。

黒部信一氏(「未来の福島こども基金」代表)は「放射線と健康」について講演。

黒部信一氏(「未来の福島こども基金」代表)は「放射線と健康」について講演。

 黒部先生の講演は、「今の日本は憲法25条『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』は守られているでしょうか」、という問いかけからはじまりました。

放射能の被害は子どもや女性に多いのはなぜか。チェルノブイリの子どもの健康被害は甲状腺がんだけではない。など「放射線と健康」について基本的なお話をしていただき、多くの質問にも答えていただきました。

 

  「けっして豊かとは言えないベラルーシで、チェルノブイリから30年たった今も、保養権利を持つ人の50%から60%が保養に参加している」というチェルノブイリ子ども基金佐々木事務局長の報告に、あらためて日本の現状を考えさせられました。

 

  チェルノブイリと福島、核廃絶や保養について改めて考える機会となりました。