活動レポート
夏休み!親子実験教室!~飲んで、食べて、見て学ぼう!~
2023.9.8
8月19日(土)、PLA(パルシステム・ライフアシスタント)講師、佐藤さんによる夏休みの人気企画「親子実験教室」を開催しました。(参加者32人)
食品や商品の「食品添加物」について実験を通して学びました
「ハム」と「歯みがき粉」を使い2つの実験をしました。それぞれに使われている食品添加物は、一体何のために入っているのか、なぜパルシステムの商品には入っていいないのか、実験を通して参加者と一緒に考えました。
ハムの実験!発色剤(亜硝酸塩)ってなあに?
まずは、パルシステムのハムとお店のハムを使って、発色剤(亜硝酸塩)の有無を調べました。
発色剤(亜硝酸塩)は、加熱による変色を防いだり、見た目をよくするために使われる食品添加物。菌の発生を抑える効果もあります。本来の色よりも美味しそうに見せたり、長持ちさせるために、ハムやソーセージ、いくらやたらこなどに使われています。
実験方法は簡単!それぞれのハムに水を1滴たらし、「亜硝酸塩テスター」という試験紙をつけるだけ!
お店のハムは試験紙が赤く反応しました!これは、発色剤(亜硝酸塩)が使われているということ。一方、パルシステムのハムは、色が変わりませんでした。
歯みがき粉でみかんジュースの味が変わる!?
歯みがきの実験では、オレンジジュースの味が、パルシステムの「meguruはみがき粉」と「市販の歯みがき粉」で歯みがきをした後でどんな変化が起きるのかを確認しました。
みかんジュースの味が変化した原因は「ラウリル硫酸ナトリウム」という食品添加物。これは、歯みがき粉を泡立たせる発泡剤として使われている添加物です。この成分によって、一時的に舌の味蕾(※)が麻痺したため、みかんジュースを苦いと感じてしまうのです。
※味蕾(みらい)とは、甘い、うまい、苦い、しょっぱい、酸っぱいといった味を感じ取る舌にあるセンサー。
パルシステムは「必要ない!」食品添加物は使わない
ハムと歯みがき粉の実験を通して、添加物の話をしました。
パルシステムでは、「本来の味」がわかる豊かな味覚を育て、健康な暮らしを続けるために素材のもつうまみ、味わいをできるだけ引き出した商品づくりを目指しています。
だから「必要ない!」と思った添加物は使わない。今回の実験を通して、パルシステム商品のこだわりを子どもたちやお母さん・お父さんたちに伝えることができました。
参加者からは「実験を通して知識がより深まってよかった」「親だけでなく子どもと一緒に食について学ぶことができてよかった」などの感想をいただきました。
PLA(パルシステム・ライフアシスタント)
パルシステム商品の物語(成り立ち)や特徴、生産者の取り組みや想いについて、多くの組合員に”組合員の視点”で伝える活動をする組合員講師です。パルシステム連合会主催の養成講座を1年間受講し、PLA資格を取得した組合員です。