活動レポート

大人の部活へようこそ! ブックdeト~ク♪

子育て個育てワークショップ

子育て個育てワークショップ

パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として9月21日(木)に、東京都消費生活総合センターで、「大人の部活へようこそ!ブックdeト~ク」を開催し、2名参加しました。
今回、企画・運営を行ったファシリテーターが報告します。

*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。

飯田橋の東京都消費生活相談センターを会場として使うのは3年ぶり。懐かしい気持ちで、会場づくりをして、参加者をお迎えしました。今日語りたい本を片手に、輪になってアイスブレイクをはじめました。今回は、本の厚さを互いに比べながらのバースデーライン。これからどのような話しが展開されるのかなと、本の中身がとても気になりました。

 

今日語りたい本から、参加者の思いが伝わる

 仕事で取材などされている参加者から、それがきっかけで興味をもったという礼法の本は、作者と自分の実家エリアが近いことの親近感も。社会人になってから目上の方へのおたよりを書くことも増え、相手の気持ちを考える上でも参考にしているとのこと。 ワークショップの頭に「子育て個育て」とあったので、子育てについての本かと思い、父親でもある探検家の本を持参された方は、育児中は本当に寝る時間がとれないなぁとの自分自身の経験とも重なっていたとのこと。写真家で詩人の星野道夫さんの話で呼応してくださった方も。
 地域のお買物券で買った、一度読みたいと思っていた本。読んで、なぜ人間は人を殺すのか、生々しい言葉の力を感じられたそうです。夏の暑さからバテ気味の自分は少し休みたい気持ちで手に取ったサイエンスの本。15年ぐらい前に購入した時は最後まで読みきれなったけど最近読み返したら面白かった本など、たくさん語ってくださいました。

 

人から本と出会う、本から人と出会う

「その本、気になってました」「ちょっと私も読んでみようかなぁ」そんな話もしながらの休憩時間。
後半も本について語りました。本との関わりの中から、その人の生活スタイルや暮らし方、さらには大事にしていることなどを垣間みることができ、はじめて会ったのに、なんだか近しい気持ちになりました。「テレビや映像より、ラジオを聴いている」「最近のマルチタスクの傾向は、疲れるね…」といった話もありました。「家事をしながら詩を暗誦することも」のお話から、披露くださる方もいて、ホッコリした雰囲気の中にも、本を語る豊かなひとときを過ごすことができました。参加の皆さん、ありがとうございました。
次回は、お好きな絵本をお持ちください。たくさんの出会いを愉しみにしています。

参加者の声(抜粋)

・本を通じて話をするという会は初めてでどの様な感じなのかと思っていましたが、ファシリテーターの方々の進行のおかげもあり初めての方々との慣れない場でも、自分の本の紹介や感想などを自然に話しやすい雰囲気でした。
・読書体験を安心できる環境で話し合うことができました。知らなかった本、読みたかったけどそのままになっていた本に出会うことができました。“話す”前提で本を読むのも楽しかったです。

 

次回は12月13日(水)東京都生協連会館(中野駅)の会議室で開催します。

https://www.palsystem-tokyo.coop/event/128984/

※申込締切:12月4日(月)12時まで

 

登場した本

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』 青柳碧人:著/双葉社
『うるさい 日本の私』  中島義道:著/角川書店
『きちんと暮らす』 パトリス・ジュリアン:著/アスコム
『虐殺器官』 伊藤計劃:著/早川書房
『希望の共産党 期待こめた提案』  田樹 津田大介 古谷経衡 他:著
/あけび書房
『銀河の片隅で科学夜話』 全卓樹:著/朝日出版
『探検家とペネロペちゃん』 角幡唯介:著/幻冬舎
『美人の〈和〉しぐさ 』 小笠原敬承斎 著/PHP
『牧野富太郎 自叙伝』  牧野富太郎:著/日本図書センター

ファシリテーター : かよこ、りょう、おかりん(文責)