活動レポート
大人の部活へようこそ!遊びごころde音読~思いおもいに読んで楽しむ@大人の音読タイム~
2023.12.12
子育て個育てワークショップ
パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として
4月13日(木)に、IKE・Bizとしま産業振興プラザ(池袋)で、
「遊びごころde音読」を開催し、8名参加しました。
今回、企画・運営を行ったファシリテーターが報告します。
*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。
春、うららか
日差しがあたたかく空は青く、爽やかな開催日となりました。
当日は同じフロアでパルシステム東京の総代会議も行われていました。
3名のキャンセルはありましたが8名の方が参加してくださいました。
子育て個育てワークショップでの音読は人に聴かせるためのパフォーマンス的な朗読ではなく、自分の好きなように読み、愉しんでいただくこと、声を出すことの気持ちよさを感じてもらう場であることをお伝えしました。
音読ワークショップのリピーターの方、初めて参加される方、それぞれの緊張をほぐしてもらおうと「今食べたい、もしくはワークショップが終わったら食べたいもの」というテーマで簡単なアイスブレイクと自己紹介をしてもらいました。みなさんの食べたいものを想像しながら和やかな雰囲気になりました。
次に身体の緊張感もほぐしてもらうよう簡単なウォーミングアップとストレッチ、短い声出しをしてから2つのグループに分かれました。
文章との出会い 声の個性
グループのテーブル席では文章を大切に読むことは基本ですが、イントネーションやアクセントにこだわることなく自分の好きなように読んでいいことをお伝えし6編の音読素材の下読みから始めました。
音読の素材は毎回色々なジャンルから選ぶようにしています。
長い文章の中から決められた時間内で音読してもらえる一部を抜粋するのはとても悩みます。
読んだ時の音が楽しかったり、懐かしんでもらえるようなもの、物語が想像できるような部分・・・など選ぶ基準は設けていませんが参加してもらう方に楽しんでもらいたい気持ちを込めて選んでいます。
また音読をしてみてその素材に興味を持ってくださる方もいたことを知って素材を選ぶ側として嬉しく思いました。
休憩時間をはさんでから、最初のサークル席に戻りました。
ここからはひとりずつ音読をしてもらう時間です。
みんなの前で文章を読むという日常とは違う緊張感の中、最初のひとりが読み始めると、みんなその声に集中して聴き入りました。
一巡したところで今回はもう1回読む時間があったので二巡目も読んでもらいました。
今度は先ほどよりもリラックスした感じで一人一人同じ素材を選んでいても全く違う声のトーンや速度、音の響き・・・などなど、音読を聴き入りながら声の持つ個性を愉しみました。
愉しいをこれからも
最後にみなさんから今日の感想をうかいました。「子どもが小さかったころ絵本の読み聞かせをしていたけど自分のために読むのは初めて」「人前で声を出すのは久しぶりでしたが楽しかった」「音読の素材も興味深い」・・・など、いつもとは違う体験をしてもらい音読のおもしろさを感じてもらえたと思います。
ワークショップを通じて今日初めてここで出会った方たちとの時間もあっという間に過ぎ「また参加したいです」「自宅でも続けてみます」と笑顔で帰られる参加者のみなさんの声に励まされながら終了しました。
まだ音読をしたことがない方、音読の愉しさに気付いた方、ぜひ一緒に愉しみましょう。
次回は7月19日(水曜)10:00~11:45 すみだ産業会館 9階・第5会議室
⚘錦糸町駅(JR/東京メトロ)
《ファシリテーター :かよこ・しば(文責)》
参加者の声(抜粋)
★自分で選ぶ本は、どうしても片寄ってしまいがちですが今日、この催しでは自分が選ばない本を声に出して読むということができて、おもしろかった!おもしろいことって、そんなすごいしかけなどなくても身近にあるというのが70才も過ぎた私の感想です。
★人前で声を出すのは久しぶりでしたが、たのしかったです。
普段ひとりで音読することもあるのですが、かなりテキトーに読みとばしているので折角作者が書かれたことはていねいに読んでいこうと思いました。同じ素材でも人によって声も読み方もちがって興味深かったです。機会があったらまた参加したいです。
★皆さんと音読が出来て楽しかった。
声にも個性があり、たとえ小さな声でも、その物語が味わい深いものとなり、人の声は良いものだと思った。
家でも聞き手がいなくても音読していこう。
素材集メニュー
1.ともだちは緑のにおい | 工藤直子〔散文詩〕 |
2.正義を行う覚悟 | やなせたかし〔インタビュー〕 |
3.祇園精舎(ぎおんしょうじゃ) | 梶原正昭・山下宏明/校注〔古典〕 |
4.峠の我が家 | 高橋源一郎〔小説〕 |
5.やまんばのにしき | まつたに みよこ〔民話〕 |
6.カランポーのオオカミ王 | ウィリアム・グリル〔絵本〕 |