活動レポート

大人の部活へようこそ!遊びごころde音読~澄んだ空に声を響かせましょう~

子育て個育てワークショップ

子育て個育てワークショップ

パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として
10月27日(金)に、武蔵野公会堂(吉祥寺)で、
「遊びごころde音読」を開催し、9名参加しました。

今回、企画・運営を行ったファシリテーターが報告します。

*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。

暑かった夏も終わり、音読日和

 10月になっても暑い日が続いていましたが、当日は秋らしく気もち良い気温と蒼穹のもと、開催しました。
このワークショップは年に4回、3カ月ごとに行っています。
毎回楽しみにしてくださってる方、今回初めて参加という方、パルシステムと音読という共通点で繋がったワークショップの始まりです。
ここでは人に聴かせるための朗読ではなく、自分の好きなように読み、愉しんでいただくこと、声を出すことの気持ちよさを感じてもらう場であることを確認し「今日会場に来るために使った最寄り駅」をテーマにアイスブレイクと自己紹介をしてもらいました。
ウォーミングアップとして緊張をほぐすためのストレッチ、「あめんぼの歌」の一部を声出しをして身体も心もちょっとほぐしたところで2つのグループに分かれました。

自由に愉しく

グループのテーブル席では準備した6編の文章をまずは声に出して自由に各自下読みした後、確認もかねて一緒に読みました。
イントネーションやアクセントにこだわることなく自分の好きなように読んでもらいます。
後でみんなの前で読んでもらう素材を考えてもらいながら読んでもらうようにしました。
同じ文章を読んでも、人によって読む速さも違ったり声の質や抑揚・・・個々の個性がでて音読のおもしろいところです。
 休憩時間におやつをいただきながら、日頃音読をする機会やパルシステムのおススメなどを聞いて、だいぶ緊張もほぐれたところでサークル席へ戻りひとりづつ発表してもらいました。
 しんとした空気感、みんなが音読する人の声に気持ちを集中する時が私の好きな時間でもあります。
今回は選んでもらった1編と輪読で詩を数行ずつ回しながら2回読みました。
全員が読み終わった後、拍手をして終わりますが不思議な一体感につつまれる瞬間です。

 

人と文章との出会い

「初めて参加しましたが声を出すうちに緊張がほぐれました」「自分ではたぶん一生出会わないであろう文章を読むことが出来て新鮮でした」「音読を通じてその人の受け止め方を想像したりできた」・・・みなさんの感想を伺いながらただ文章を読むだけではない、今この時に出会ったみなさんと一緒に声を出し、聞き合うことができたことに感謝してまた1月の ワークショップでお会い出来たら嬉しいです。

 

 次回は1月25日(木曜)10:00~12:00 コミュニティカフェ 「みんかふぇ」
                                      ⚘お花茶屋駅(京成線)
                        
                            《ファシリテーター :かよこ・しば(文責)》

参加者の声(抜粋)

★緊張がほぐれる体操や、声かけがあったのでとても参加しやすかったです。
自分の関心や興味では辿り着かないような本や文章、初めて会う方との出会いも刺激になりました。
★初めての参加で緊張していましたが、音読をして声を出すうちに少しずつほぐれて落ちついてきました。
声を出すことの大切さや楽しさを感じることのできる一日になりました。
もっと色々な作品に触れて読んでみたくなりました。また次回も参加してみたいと思いました。
今日はありがとうございました。
★皆さんと共有できた時間が心地よく気持ちよく過ごせました。
音読の素材の文章も、ここに参加しなければ触れることはなかったであろうと思い、貴重な経験となりました。機会があれば是非また参加したいと思います。

素材集メニュー

1.きかんぼうのスケッチ 黒田かや〔エッセイ〕
2.愛の巣 角田光代〔小説〕
3.赤い蠟燭と人魚 小川未明〔児童文学〕
4.虐殺器官  伊藤計劃〔小説〕
5.金銭的価値では測れないもの  後藤正文〔新聞コラム〕
6.歌をあなたに   中島みゆき〔詩〕
 〈輪読〉あいうえおのうた  谷川俊太郎〔詩〕