活動レポート
<2024.3.2(土)開催>沖縄の基地問題を笑い飛ばす 「お笑い米軍基地」の舞台裏
2024.3.26
パルシステム東京は2024年3月2日(土)、『沖縄の基地問題を笑い飛ばす 「お笑い米軍基地」の舞台裏』を開催しました。会場には親子連れで来られた方、お友だちといっしょの方など49名が参加しました。
沖縄の演芸集団FECの人気舞台「お笑い米軍基地」のコント上映とともに、沖縄からオンラインで企画・脚本・演出を手がける「まーちゃん」こと小波津正光(こはつまさみつ)氏が沖縄の基地問題を笑いと一緒に解説していただきました。
基地の島、沖縄が抱える理不尽さを、笑いの力が生む共感で人々にメッセージを送り続ける活動をしているまーちゃんに、沖縄の変わらぬ現実と向き合い続ける理由について聞きました。
沖縄と本土との温度差、身近な大人から聞いた沖縄戦の悲惨な体験など、深刻になりがちなテーマを、笑いを交えながらわかりやすくコントにして広める活動をしています。
今から20年前の2004年、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した翌日、本土の新聞は「アテネ五輪平和の祭典開幕」と一面で報じる現状に小波津さんは意識の落差を覚えたと言います。「沖縄では聖火じゃなくてヘリコプターが燃え上がってる」と怒りの思いをコントのセリフにしたことをきっかけに、「お笑い米軍基地」を結成。怒りや抗議の声をあげるより、笑いの力が生む関心と共感で現状を変えることをめざし、20年にわたり沖縄の矛盾と不条理をネタにして伝えています。
本土復帰後50年以上がたつ今も変わらない基地問題を笑い飛ばし、より良い未来に向けできることを考えます。
最後に、「戦争や基地の問題も、オンラインでいろいろな情報は得られるけれども、一番は沖縄の人と直接会って話して、沖縄のことをわかって欲しい」。
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