活動レポート
大人の部活へようこそ! ブックdeト~ク♪
2024.4.2
子育て個育てワークショップ
パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として
2024年3月月8日(金)に、「大人の部活へようこそ!ブックdeト~ク♪」を
武蔵野公会堂(吉祥寺)で開催し、4名参加しました。
今回、企画・運営を行ったファシリテーターが報告します。
*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。
雪の朝
3月を迎え、春の息吹を感じながらのブックdeトークをイメージしていたのですが、雪の朝となりました!
交通機関混乱への不安に駆られながら、早めに会場へ。
キャンセルが出たり、電車の遅延などの影響も受けましたが、少し待ってから落ち着いての開始に漕ぎつけました。
緊張をとくための自己紹介アイスブレイクから始め、次に持参した本の38ページ目を開いていただきました。
38とは当日の日付で、このページの最初の一行を声に出して読むことを順にやってみました。
1行で垣間見るそれぞれの本の世界??クスクスっとしながら「2行読む」くらいの方が良かったな、などと想いを巡らせながらテーブル席に移動しました。
本とともに「私」を語る
参加者4名とファシリテーター2名でテーブルを囲み、一人ずつ持参の本を語って頂き、それを聞いてから質問をするという形で始めました。
さまざまなジャンルの本、日頃手に取ることもないだろう本との出会い、ブックdeトークの場ならではです。
自分が語る本を選んだこだわり、想い、それを聞いていただけることに、まずドキドキしながらも違った感じ方に出会い、ハッとしたり嬉しくなったり、別の見方や共感を頂けます。
日頃好きなことや、関心をもって活動していることが本を通して語られ、それが違うことに目を向けるきっかけになるかも知れない。
平和や社会的課題の話題も、また権威ある大学教授の著作に対し、海外生活の体験から実感されたエピソードが寄せられ、著作に血が通ってくるような思い。
絵本を語られた方からは絵本の読み聞かせの楽しさが伝わって来て、ここでちょっと読み聞かせをお願いしたい気分に…。
休憩時間はパルからのお菓子が配られ「美味しい!」との声があがりましたが、飲み物の提供は出来ず、それはちょっと残念ながらも、寛いでのおしゃべりの場になりました。
感想、そして次回へ
朝の雪空から打って変わって、明るい光が広い窓からひろがり、その明るさの中で、皆さんから楽しかった等の感想を頂くことができました。
最後に次回の予告や、違う切り口で開催される他のWSの案内をしました。
自分が持参した本から思いがけない反応に出会ったり、予測できない広がりになり、感謝での幕となりました。
そのあと会場の片づけにも、皆さんで参加!本当にありがとうございました。
もっと気配りができて実りある場を作る、そんなファシリテーターをこれからも目指します。
次回は6月27日(木曜)10:30~12:30 笑恵館 (しょうけいかん)
⚘最寄り駅 祖師ヶ谷大蔵駅(小田急線)
《この回は絵本特集です》
《ファシリテーター :おかりん・かよこ(文責)》
参加者の声(抜粋)
★自分が今まで知らなかった世界を知ることができてとても楽しかったです。新たな世界の扉が開かれた感じでしょうか。私の好きなファンタジーのよう。
★参加された皆さんの本の好みがそれぞれ違い、知らなかった作家さんや傾向を知れて読みたい本がたくさん増えました。また参加したいと思います。
★自分では選ばないようなジャンルの本や、他の皆さんの本への興味・関心などお聞きすることができてとても楽しかったです。
出会った本さんたち
男たちを知らない女 | クリスティーナ・スウィーニー=ビアード(著) 大谷 真弓 (翻訳)/早川書房 |
句集 雁木 | 西川正子/私家版 |
サラダでげんき | 角野 栄子 (著) 長 新太 (絵)/福音館書店 |
四季を感じる毎朝音読 | 寺田理恵子 (著)/さくら舎 |
実力も運のうち 能力主義は正義か? | マイケル・サンデル(著) 鬼澤 忍 (翻訳)/ 早川書房 |
長くつ下のピッピ | アストリッド・リンドグレーン (著) 大塚 勇三 (翻訳) 桜井 誠 (絵)/岩波書店 |
ハルマキ100本ノック | 島田由美子 (著)/光文社 |
平和に生きる権利は国境を越える パレスチナとアフガニスタンにかかわって | 猫塚義夫、清末愛砂 (著)/あけび書房 |
『へんないきもの | 早川 いくを (著)/バジリコ |
窓のある書店から | 柳 美里 (著)/角川春樹事務所 |