活動レポート

思いおもいに読んで楽しむ@大人の音読タイム(2024年7月9日)

子育て個育てワークショップ

子育て個育てワークショップ

パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として2024年
7月9日(火)に、すみだ産業会館で「大人の部活へようこそ!遊びごころde音読」を開催し、10名参加しました。

今回、企画・運営を行ったファシリテーターが報告します。

*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。

人の声には力があります。
それぞれの個性を感じながら、声を出し聴き合う音読の時間。初夏の風も一緒に楽しむ季節です。

開催の朝

 

本来なら梅雨の季節のはずが急に暑くなり、朝は小雨かなと戸惑う空模様の中、開催を迎えました。
参加の皆さまは暑さ対策、傘の用意と慌ただしいながら、よく集まっていただき感謝です。
ファシリテーター2名を加えて12名でサークルを囲みました。
最初はアイスブレイクとしての自己紹介で緊張を緩めてから、快い声を出すためのウォーミングアップ。
身体が気持ちよく広がるようにと心掛けほぐして行きます。
そして短いフレーズで口を大きく動かしての声出し、そこからグループ2つに別れテーブル席につきました。

 

声に刺激されて

  テーブル席では今日の進め方を説明し、この場は授業ではないので好きなように愉しんで読みましょう、大切なことは「一人ひとりの音読を耳と気持ちを澄ませて聞くこと」等を、お伝えしました。
そして本日の音読素材に向いそれぞれで下読みしてから、素材に不明な点がないか確かめながら、いっしょに声を出して読みました。
 休憩時間はパルシステムのおやつで和みながらおしゃべりで交流、そしてサークル席に戻って、いよいよ一人ずつの音読です。
皆さんの読む声を聴きながら、短い時間で文章を受けとめしっかり読まれていることに嬉しくなり、時間的にはちょっとキツイと思いながら、2巡目の音読に進みました。
終了前にお聞きする感想などの時間が慌ただしくなり、申し訳なく思いながらも、気持ちのこもった感想も頂くことができ、感謝しての締めとなりました。

耳を傾けていると

 皆さんの音読する声に耳を傾けていると、やはり音読は脳の活性化に効果があると思い至ります。
一人だけでも楽しめるのですが、数人で集い、楽しむ音読はより刺激し合えるようです。誰もが迎える高齢期、そして高齢化が進む中で認知症予防は身近な話題・関心ごとになっています。
趣きの異なる、多彩なジャンルの文章に触発され、それを目から読込み声に出して表現する、心と身体の高揚感。表現するってトキメクことだと実感します。
 私たちファシリテーターは、出会う文章に音読したくなる刺激があり、楽しんで読める、そんな素材を日頃から探すようにしています。
偏らずに探す、中々頭を悩まされることですがそれはそれで、いい刺激になっています。

音読を楽しむ時間が多めに取れることが大切なので、もう少し時間に余裕を持てる会場を増やしたいと願っています。

 《ファシリテーター :しばちゃん・かよこ(文責)》

 

 次回は10月25日(金曜)10:00~12:00  cocobunjiプラザ セミナールーム
             ⚘国分寺駅(JR/中央線・総武線)(西武国分寺線)   

参加者の声(抜粋)

★以前から気になっていた企画で今回参加できて良かったです。朗読を習っているので、多くの方の読み方を聞くのは勉強になりました。
★音読は、大人にとっても、とても良いものだと気づかされました。自分の気持ちに触れることができると感じました。声に出して読むだけですが。本日はありがとうございました。
★本の読み方もあり、理解する幅もありで色々な人と音にして読んでいく楽しさを感じました。ありがとうございました。本の選定がすばらしかったです。
★『音読』参加すればするほど味わい深い♡人それぞれの理解、想像、イメージが声やアクセント、強弱につながる。一人では感じられないもの。これからも参加していきたいと思います。

音読素材集*目次

1. 下野原光一くんについて   あさの あつこ〔小説〕
2. システム・クラッシャー  ノラ・フィングシャイト〔映画パンフレット〕
3.マンスプレイニングって?  三木那由他〔新聞記事〕
4.高温多湿と体の水分  群 ようこ〔エッセイ〕
5. 戦争は女の顔をしていない   スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ 〔ドキュメンタリー文学〕
6.なにかにコツン   工藤直子〔詩〕