活動レポート
「みんなで実験!科学者になれる⁉」親子科学実験教室
2024.8.7
7月26日(金)、小学生のお子さんを対象に、親子科学実験教室を開催しました。(参加者18組39名)
企画以外では、普段なかなか来ることのできない「ぱるあんしん館」。昨年同様、多くの方に参加していただき、子どもたちは科学者さながらの白衣を着て、見学や実験を行いました。
【内容】
①検査室の見学 ②ペーパークロマトグラフィーの実験
③サイダー作りの実験
①検査室の見学
まずは、商品検査センターの検査室を見学!講師から、検査機器の説明や作業内容の話などに耳を傾けながら、みんな真剣なまなざしで検査室の様子を見ていました!保護者の皆さんも興味津々でした。
②ペーパークロマトグラフィーの実験
ここからは皆さんお待ちかねの実験です!まずはペーパークロマトグラフィー実験。
カットしたコーヒーフィルターに赤と緑のペンでそれぞれ印をつけます。
そのフィルターの端を水に浸すと徐々に色に変化が???
色が分かれるのは、各インクに含まれる色素の親水性の違いがあるからです。水に溶ける色素は水の流れにのって紙の上の方に昇っていき、水に溶けない色素は紙の下の方にとどまります。この原理をクロマトグラフィーといいます。
商品検査センターでは、この原理を利用してパルシステムの青果や加工品の残留薬剤の検査を行っています。
③ サイダー作りの実験
次はサイダー作りの実験です。
ハーブティーのティーパックにお湯を注ぎ、砂糖を加え、混ぜながら溶かします。
氷を入れて冷やした後、重曹やクエン酸を入れると???
色が次々に変化して、炭酸が発生しました。変化が出るたびに子どもたちは驚きの声を上げ、その様子を保護者の皆さんも微笑みながら見守っていました。実験の最後にみんなでサイダーを飲んでみましたが、感想は「おいしかった」「甘すぎる」など様々でした。
重曹とクエン酸を入れると化学反応によって炭酸ガスが発生するので炭酸飲料になります。また、色の変化はアントシアニンという色素がアルカリ性(重曹)、酸性(クエン酸)によって色が変化する性質を持つため、見られる現象です。
修了証の授与
見学と実験が終わり、最後に修了証とお土産のプレゼント!
みなさん実験よく頑張りましたね!お疲れさまでした!
最後に、「実験大成功!」の掛け声に合わせて記念写真!
子どもたちは自発的に学ぶ姿勢を見せ、質問をするなど、明るく良い雰囲気で行うことができました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
パルシステム東京では、今後も「食の安全」について、今回のような親子でいっしょに学ぶ機会をはじめ、多くの企画を実施していきます。