活動レポート

PLA企画「夏休み!親子実験教室!~飲んで、見て学ぼう!~」

2024.8.20

8月3日(土)、PLA(パルシステム・ライフアシスタント)講師、飯山さん、神谷さんによる、夏休み人気企画の「親子実験教室」を開催しました。(参加者36組)

 

食品や商品の「添加物」について実験を通して、楽しく学びました

食品添加物の「発色剤(亜硝酸塩)」ってなに?

まずは、パルシステムのおやつソーセージと市販の魚肉ソーセージを使って、発色剤の有無を調べる実験です。

それぞれのソーセージを潰したら、水を垂らします。垂らした水に「亜硝酸塩テスター」という試験紙をつけると、市販の魚肉ソーセージはテスターが赤く反応しました!これは、発色剤(亜硝酸塩)が使われている証拠。一方、パルシステムのおやつソーセージは、色が変わりませんでした。

発色剤は何のために使うのか

「発色剤(亜硝酸塩)」は、加熱による変色を防いだり、見た目をよくするために使用する添加物。

菌の発生を抑える効果も。本来の色よりも美味しそうに見せたり、長持ちさせるために、ソーセージやハム、いくらやすじこなどによく使われています。

しかし、新鮮なお肉や魚を使っていれば、わざわざ色をつけて、おいしそうに見せる必要はないですよね。

歯みがきしてみかんジュースを飲む実験!?

みかんジュースの味をしっかり覚えたら、歯みがきの実験スタート!

パルシステムの「meguruはみがき粉」と「市販の歯みがき粉」で歯みがきをした後で、みかんジュースの味がどう変化するのか、それを体感してもらいました。

どんな違いがあったかな?

「市販の歯みがき粉で歯みがきをした後に飲んだオレンジジュースは苦い、まずい!」と答える子どもたちがたくさんいました。

「発泡剤」は何のために使うのか

発泡剤のラウリル硫酸ナトリウムは、泡立ちを良くし、口の中をさっぱりさせるために入れている添加物です。苦味を感じた原因も、歯みがき粉に含まれる「ラウリル硫酸ナトリウム」が舌の味蕾(※)を麻痺させてしまったから。口の中がさっぱりしたとしても、舌が麻痺してしまうような成分はできれば入れてほしくないですね。

※味蕾(みらい)とは、甘い、うまい、苦い、しょっぱい、酸っぱいといった味を感じ取るセンサー。

豊かな味覚を育むために

「必要ない!」と思った添加物は使わない

ソーセージと歯みがき粉の実験を通して、添加物の話をしました。

パルシステムでは、「本来の味」がわかる豊かな味覚を育て、健康な暮らしを続けるために素材のもつ自然のうまみ、味わいをできるだけ引き出した商品づくりを目指しています。

参加者からは、「子どもにとって、パルシステム商品のおいしさはおいしい!だけでなく、安全性を意識できたいい機会になった」「食品添加物のことを知り、市販のソーセージを食べるのが怖くなりました」などの感想をいただきました。

PLA(パルシステム・ライフアシスタント)

PLA(パルシステム・ライフアシスタント)

パルシステム商品の物語(成り立ち)や特徴、生産者の取り組みや想いについて、多くの組合員に”組合員の視点”で伝える活動をする組合員講師です。パルシステム連合会主催の養成講座を1年間受講し、PLA資格を取得した組合員です。