活動レポート

【食育リーダーのオンライン食育講座】いざという時に役立つ非常食!

2024.10.11

(右から)食育リーダーの高橋さん、薄井さん

(右から)食育リーダーの高橋さん、薄井さん

10月5日(土)、パルシステム東京の組合員講師「食育リーダー」による食育講座『いざという時に役立つ非常食!』を開催しました。(参加者43組)

「災害時こそいつもの味を!」を意識しながら、非加熱でできる調理やポリ袋を使用し、節水ができるメニューを参加者のみなさんと一緒に調理しました。また、震災時の心構えや常備しておきたい食事・飲料、節水・省エネのアイディア等についてご紹介しました。

非常食の調理

調理メニューは、①ごはん(ポリ袋調理) ②蒸しパン(ポリ袋調理) ③さばカレー(非加熱) ④ワカメとツナの和え物(非加熱)の4品です。

まず、ごはんと蒸しパンを調理します。ポリ袋にお米1合と水200mlを入れ(ポリ袋を二重にすると安心)、空気を軽く抜いて上部をしばり、30分以上浸水させます。

次に蒸しパンの準備をします。ポリ袋に材料を入れ、たまごが溶けるように揉みます。

最後に「産直小麦のホットケーキミックス」を入れ、ダマがなくなるまで揉みます。

お好みでレーズンやナッツをいれていただいても大丈夫です♪

ごはん

蒸しパン

あらかじめ、鍋の底に耐熱皿を敷き、沸騰した鍋にお米と蒸しパンを入れます。

※湯せん可能なポリ袋を使用します。

蒸しパンは20分、ごはんは30分湯せんします。

※ごはんは湯せん後、10分蒸らします。

次に、さばカレー(非加熱)を調理します。薄く輪切りにしたきゅうりをポリ袋に入れ、塩を少々振り、水気をしっかり絞ります。さらに「は~い、さばみそ(缶)」と「純カレー粉」を入れて、さばがほぐれるようによく揉みます。ポリ袋を軽くしばってなじませれば完成です!

※小麦粉が入っているカレー粉はお腹を壊す原因になるので、純カレー粉を使用します。

最後は、ワカメとツナの和え物(非加熱)を作ります。ポリ袋に「産直カットわかめ(小さめカット)」と水、「ツナフレーク缶」を汁ごと入れて、5分おくだけで完成!

どれも簡単に調理ができ、節水もできるメニューです!

 

食育ミニ講座

ごはんと蒸しパンを湯せんしている間に、ミニ講座を行いました。

「非常食」として備蓄をすると賞味期限切れを起こしやすいので、「災害時=非常食」の固定概念を見直しましょう!そのために、「日常食を非常食に」する必要があり、普段使っている食材を『備蓄→食べる(使う)→買い足す』ローリングストックがおすすめです♪

また、震災が起きた際に覚えておきたい「防災の10カ条」も紹介しました。

参考レシピ

さらに、甘酒を使った「フルーティ甘酒ドリンク」や「ポリ袋で回鍋肉」等を紹介しました。甘酒は飲む点滴と言われているほど体に良く、栄養価があります。長期保存や冷凍もできるので、常備していただくと、いざという時に役立ちます。また、甘酒にアルコールが入っていると、お子さまが飲めないので、米こうじ原料のこうじ甘酒がおすすめです!

参加した皆さまからの感想

参加者の皆さまから、「想像以上に簡単で美味しくできました!」「普段から作りたい!」「日常生活は当たり前ではないと改めて実感しました。」などの感想をいただき、お子さまも一緒に調理してくれました。

食育リーダーとは

食育リーダーは皆さんと同じ組合員です。食育養成講座を受講し、パルシステム東京独自の資格を取得し、講師を勤めています。現在、食育リーダーは11名で活動しています。皆さんからのご要望にお応えして、組合員向けに食育出前講座を行っているほか、教育機関や地域のイベントなどでも活動しています。組合員の学び合い、伝え合う活動を楽しく行っています。