活動レポート

聞いて話そう、発達障がいのこと~子どもの成長に寄り添った活動から

2024.11.6

7月22日(月)に地域福祉学習会「聞いて話そう、発達障がいのこと~子どもの成長に寄り添った活動から~」を開催しました。

八王子市で学習支援活動を行う団体「ポレポジさぽーと2」代表の佐々木美幸さんをお招きし、団体の活動と発達障がいに向き合った経験を講演していただきました。

後半は、団体スタッフと参加者とグループ交流を行い、日頃の子育てや教育の悩みなどを共有しました。(参加者:会場6名、オンライン7名)

色々な個性を持つ、たった一人の尊い個人

団体を始めたきっかけは、学校で疎外感を持ったり不登校になったりしている発達障がいのお子さんやその保護者の居場所を作るために、2008年に保護者と元教師で立ち上げました。

現在は個別の学習支援、居場所づくりを中心に活動しています。

他の人のようにできない、人とうまく関われないことから自己肯定感が低下する、不登校になる子どもたちが、「ポレポジさぽーと2」の学習支援を受けて、一人ひとりの歩幅で成長しています。

安心できる人、場所で、素の自分で過ごせるのです。

「ポレポジさぽーと2」のホームページはこちらをクリック

後半は、会場とオンラインに分かれて、参加動機や感想を話し合いました。

グループには団体スタッフも入り、学習支援の様子を伝えながら一緒に交流しました。

最後に佐々木さんから、標準的じゃないことは、悪いことではないでしょ、変わるのは社会、と参加者へ呼びかけました。

参加者感想(抜粋)

・障がいを個性としてとらえ、その個性を伸ばすことを重視した対応はとても素晴らしいことだと思います。

・保護者同士の交流や保護者への支援ということも大変重要だと思いました。

・子育て中の母は常に子どもが一番になり自分をおさえこんでしまいますが、まわりの力にも頼ることは大切だと感じました。

・目に見えない障がい、まわりとの隔たりも大きく理解されにくく本人もまわりも生きにくい日々です。とても勉強になりました。

パルシステム東京は、さまざまな課題に向き合う団体と連携して、誰もが活躍できる社会づくりの大切さを呼びかけていきます。

※2024年度パルシステム共済連福祉・たすけあい助成金をうけて開催しました。