活動レポート
大人の部活へようこそ! ブックdeト~ク♪~本を楽しむ!普段はひとりで~、時にはみんなで
2020.1.24
ファシリテーター・文: kekeさん、かよこ
本の楽しみが広がるワークショップ
本を読む時はひとりの世界、そのそれぞれの世界を持ち寄り、〈本と人との出会い〉が楽しめる場を作っています。
読み終わった後に湧き上がるさまざまな想い、その想いを語り聴き合う。
今日の1冊から、思いがけない〈本と人との出会い〉が生まれます。
それぞれの物語
本にちなんだ簡単な自己紹介で緊張をほぐしてから、小グループで持参した本を紹介し合いました。
順番にその本を選んだ想いや感想を聞き、皆で質問し合う。
繰り返し読んだ後が刻まれた本、アジアの女性たちに支持される小説、実際の事件を元にした短編集、社会問題に切り込む本等(登場した本は下欄に記載)。
名作と評価が高い本のラストシーン、明るさを感じたとの参加者に、反対にやりきれなさ、切なさを感じたという参加者。
観点の違いに本を語りながら、本を通して自分を語ることが伝わって来ます。
ひと通り語ったところで、おやつを食べながら休憩兼フリートークです。本を介したことで、初めての方ともおしゃべりが弾むひとときになりました。
読書は健康寿命に一番いい・・!
休憩後は他のグループと一緒に輪になり本を紹介、その中で参加者の方から「読書は運動や食、他の何よりも健康寿命にいい」という嬉しい情報を得ることが出来ました。
また読書後にその本について語る場を持つと、語ったことが自分の中にリフレーンして来ることを感じるようになりました。
語ること、声に出すことは、意識を深めてくれるよう…そんなことを私自身、実感しています。
出会った本についてもっと聞きたい、もっと話したい思いの中、終りの時間を迎えました。心残りの想いを次に繋いでいき、よりいい場でお迎えしたいと皆さんをお送りしました。
参加者の声(抜粋)
*毎回同じ本との出会いではなく、いろんなジャンルの本を目にすることが出来、楽しい一時を過ごさせていただきます。どなたかもおっしゃっていましたが、時間が短く感じられます。もう少し時間がとれるといいですね。
*本当に楽しい時間で、あっという間でした。みなさんがなぜその本を選んだのか、その想いも聞くことができてよかったです。そして、自分が本を読むとはどういう気持ちなのか、どんなことに心ひかれるのかも考える時間になりました。ありがとうございました。
登場した本たち
『暁の旅人』 吉村 昭:著
『あなたの人生片づけます』 垣谷美雨:著
『家守奇譚』 梨木香歩:著
『神去なあなあ日常』 三浦しをん:著
『津田梅子』 大庭みな子:著
『鈍感力』 渡辺淳一:著
『どんなちいさなものでも みつめていると 宇宙につながっている』 まど みちお:著
『82年生まれ、キム・ジヨン』 チョ・ナムジュ:著 斎藤真理子:訳
『犯罪小説集』 吉田修一:著
『日の名残り』 カズオ・イシグロ:著
『マドンナの真実の言葉』 エッセンシャル・ワークス:編 橋本弘美:訳
『養生の実技』 五木寛之:著