活動レポート
大人の部活へようこそ! ブックdeト~ク♪
2018.7.12
本を楽しむ!普段はひとりで、時にはみんなで
♪ワーク名が変わりました
「ブックト~ク♪」の真ん中に「de」がはいりました。でも 中身は変りなく、好きな1冊を持ち寄り、いつもは1人で楽 しむ読書を、皆で語り聴きあうことで、興味が深まるワーク ショップです。「de」は大人の部活シリーズを目指す、仲間の ワークショップとお揃いにしました。ほかのdeワークもご注 目ください。 今回は3つのグループに別れ、「語彙力は読書から、豊か な語彙力で心美人に」、国語教育で著名な吉田裕子さんの メッセージを導入として、トークを開始しました。
♪♪名作を掘り下げると…
思春期の我が子の気持ちを理解したいと手にしたヤングアダルト本、天才肌作家の癖ある文体が描く心の闇が国家権力と繋がっているのでは…と考えてしまう本、子ども達にも解る憲法の本、あまり語られることのない仕事に迫った本、路地裏に探しに行きたくなる不思議な駄菓子屋さんの本、ノーベル文学賞にまつわる話題も広がった本。そして 折り紙つきの名作を歳を経て読み直すと・・・名作たる所以に導かれ全く切り口の違う世界を発見する、その体験を聞き喜びを共有する・・。本を語る・聞くことで、日頃は意識しない世界に導かれるブックトーク。最期にファシリテーターが持参した本に「私も読んだ本です」と同席の方。同じ本を話題にする高揚感を味わったひととき、本を語る場があってよかった・・・。
♪♪♪本で近づく
グループ席では部活的トークも交わされ、もっともっと話したい思いを乃飲み込みながら、お見送りの時間を迎えました。違うグループだった参加者の方々にも、できるだけお声を掛けさせていただき、本を通じて距離が近くなっていることを感じました。この雰囲気を次回に繋げて行きたいと思います。 未読の本、積ん読本、当日に本の持参が間に合わなくてもOK! 語りたい本を道しるべに、いらしてください。
《ファシリテーター かよこ》
参加者から(一部です)
・本の紹介をしながら、自分自身を紹介するのだなぁと、改めて気づきました。新しい出会いを楽しみました。
・とても良いふんいきで進行して良かったです。自分の読んだ本、読んでいる本、気に入った本等について話をする機会がなかったので毎回楽しみです。来る前はこんな本は…なんて気負っていましたが、とても気楽に来れるふんいきでいいですね。
・多くの人が知っている本の良さは、語る人の視点がきちんと入ることで、再発見の面白味を感じられることでした。
・紹介された本に興味がでると、その本を紹介した人にも興味が出ますね。紹介された本をWS後読むと、紹介してくれた人に会って、その本について話したくなります。その後交流できるといいなと思います。
登場した本たち
『放課後ひとり同盟』 小嶋陽太郎:著
『教団X』 中村文則:著
『そのぬくもりはきえない』 岩瀬成子:著
『旅をする木』 星野道夫
『世界のエリートがやっている 最高の休息法』 久賀谷亮:著
『明日の子供たち』 有川浩:著
『日の名残り ノーベル賞記念版』 カズオ・イシグロ:著 土屋政雄:訳
『伊豆の踊子』 川端康成:著
『プラシーボの治癒力』 ハワード・ブローディ:著 伊藤はるみ:訳
『檻の中のライオン』 楾大樹:著 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』 廣嶋玲子:著
『心は、つよくなる』 長友りえ:著
『視力0.06の世界』 小林一弘:著
『利他のすすめ』 大山泰弘:著
『葬送の仕事師たち』 井上理津子:著