活動レポート
ピースアクションinオキナワ 第42回沖縄戦跡・基地めぐり
2025.4.1

パルシステム東京では、毎年、沖縄の戦跡や基地をめぐる平和スタディツアー「沖縄戦跡・基地めぐり」(日本生活協同組合連合会、沖縄県生活協同組合連合会共催)に参加しています。
2025年3月26日~3月28日の3日間、9名(組合員とその家族・7名、職員2名)が参加しました。
今年のテーマは、「沖縄の過去、現在を学び平和な未来につなげよう」

1.参加者交流
近くの席の参加者(他生協)と自己紹介や参加前に学習したことなど自由に交流しました。
2.劇鑑賞
那覇青少年舞台プログラムによる、演技・ダンス・演奏の全てを小中高のメンバーで行う舞台表現ワークショップを鑑賞しました。
3.戦争体験を聞く「玉木利枝子さんからのお話し」
10歳の時に沖縄線がはじまり、昭和19年の那覇の大空襲、昭和20年の地上戦に巻き込まれる。行き場のない戦場をさまよいながら、目の前で多くの家族や親せき、友人を亡くす体験をした話をしていただきました。
4.大人中心コース:前泊先生による講演
沖縄国際大学の前泊博盛教授による戦後80年ーいま再び迫る戦争の危機~際限なき軍拡阻止のための沖縄からの警告~についてお話を聞きました。
詳しくは、こちらから↓
2日~3日目は、コース別フィールドワークとして、バス4台に分乗し、沖縄平和ネットワークのガイドの案内で、沖縄中部の戦跡や沖縄県北部を取り巻く基地問題の現状を視察しました。
パルシステム東京は、大人中心コースに参加しました。
大人中心コース |
27日:嘉数高台公園(かかずたかだいこうえん)→糸数豪(いとかずごう)→平和祈念公園→平和祈念資料館→平和の礎→魂魄の塔 28日:辺野古・瀬嵩の浜(へのこ・せだけのはま)→わんさか大浦パーク |
親子中心コース |
27日:首里城→平和創造の森公園→ひめゆり平和祈念資料館→魂魄の塔・献花 28日:対馬丸記念館→嘉数高台公園(かかずたかだいこうえん) |

辺野古新吉建設現場が見える瀬嵩の浜
天気が心配されましたが、3日間通して雨に降られることなく終えることができました。
現地ガイドの方からは、沖縄の市民がどのように地上戦に巻き込まれたのか、どのように基地の為に土地が奪われてしまったか、また、一口に沖縄戦といっても北部、中部、南部で市民が受けた被害は異なっているということが伝えられました。糸数豪では80分ほど中に入りガイドの方と一緒に説明を受けながら周りました。持参した懐中電灯を消してみようという時間もあり、どれほどの暗さなのかを体験しました。「恐い」と思う気持ちもありましたが、この中で当時作業していた人がどういう思いでいたのかを考えさせられました。
パルシステム東京では、沖縄戦の実相と現在の沖縄が抱える基地問題を学び平和について考える機会として、これからも、沖縄の戦跡・基地をめぐる活動に取り組んで行きます。

嘉数高台公園

平和ガイドの方のお話し

平和祈念公園

瀬嵩の浜から見える辺野古新基地
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