活動レポート
シリーズ「しあわせの経済」を地域から グローバルからローカルへの大転換
2019.6.30
2019年6月2日(日)、グローバル経済とは異なる暮らし方や価値観を紹介する4回連続講座「シリーズ『しあわせの経済』を地域から」の第1弾「グローバルからローカルへの大転換」を開催。93人が参加しました(主催:パルシステム東京・環境NGOナマケモノ倶楽部)。
「スローライフ」の提唱者で文化人類学者の辻信一さんと、アーバンパーマカルチャー主宰のソーヤー海さんの軽快なトークや、参加者同士の交流を組み込んだプログラムで、グローバリゼーションの弊害やローカルな生き方のヒントを共有する機会となりました。
辻信一さんは、GNH(国民総幸福量)を提唱するブータンなどを事例にローカル経済を紹介。
※国民総幸福量(GNH)とは、ブータンのジグミ・シンゲ・ワンチュク国王が「国民総幸福量(GNH)は国民総生産(GNP)よりも重要である」として提唱した概念

ご自身が活動する海外の事例を紹介する参加者も!

戦時中の体験を語る参加者の言葉に、聞き入る辻さん

辻信一さん プロフィール
文化人類学者、環境=文化運動家。明治学院大学教員。「ゆっくり小学校」“校長“、カフェ「ゆっくり堂」店主。南米で活動していた20年前、当時の学生や友人たちと「ナマケモノ倶楽部」を結成、以来、「スローライフ」、「キャンドルナイト」「ハチドリのひとしずく」「GNH」、「しあわせの経済」などのキャンペーンを展開してきた。著書に「スロー・イズ・ビューティフル」「弱虫でいいんだよ」、映像作品に「アジアの叡智」(DVDシリーズ、現在8巻)など

ソーヤ―海さん プロフィール
共生革命家。東京アーバンパーマカルチャー創始者。1983年東京生まれ、カリフォルニア育ち。カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校で心理学、有機農法を実践的に学ぶ。 サステナビリティとパーマカルチャーの研究と活動を始める。 その後、コスタリカのジャングルに移住しパーマカルチャーを実践。 2012年、日本に帰国。パーマカルチャー、非暴力コミュニケーション、禅、ファシリテーション、気候変動x若者のエンパワーメントに取り組む。一児の父。著書に『都会からはじまる新しい生き方のデザイン』(エム・ブックス)、『みんなのちきゅうカタログ』(トゥーヴァージンズ)。