活動レポート
エコプロ2019 環境省ブースに出展協力しました!
2019.12.8
パルシステム東京は2019年12月5日(木)から3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)にて開催された「第21回エコプロ2019」にて、環境省「プラスチック・スマートキャンペーン」のブース出展に協力し、マイクロプラスチック採取体験を実施しました。
湘南の砂浜をビッグサイトで再現
最近の環境問題では、とくに「気候変動」と「プラスチック問題」といった環境問題に社会的な関心が高まっています。これまでパルシステム東京では講演会や学習会を重ねて理解を深めてきたほか、専門家の指導のもと「マイクロプラスチック採取体験」も開催してきました。2019年度はパルシステム東京の職員自ら学習を重ね、オリジナルプログラムで同様の体験型企画をお台場の砂浜で実現しました。初めて環境の企画に応募したという方も多く、参加者からは「遠いところの問題ではなかった」など気づきの声が寄せられました。
そしてこの度、環境省「プラスチック・スマート」キャンペーン事務局からの依頼を受け、東京ビッグサイトで行われた環境イベント「エコプロ2019」に出展協力し、湘南の砂を持ち込んだ採取体験プログラムを実施。パルシステム東京の「マイクロプラスチック採取体験」を再現しました。湘南の海岸より借りてきた砂から参加者自身がプラスチックを採取できるよう、体験学習の場を提供し、パルシステム東京及び連合会職員から海ごみ問題や3Rの大切さなどについて説明を行ないました。
身近な問題を体感
参加者には、器に入れた砂からスコップやピンセットを使って、“人工的なモノ”を取り分けていただきました。色や形を見極めたり、水に浮かせたり、作業を始めると“自然界にはあり得ない”様々な漂着物が目に飛び込んできます。最近では、大気中や水道水からも検出されたというニュースもあり、ひとたび環境中に流出すればどこまでも広がってしまう現状が、すぐそこにあるのです。
開催期間中、小中学生や親子の体験参加だけではなく、プラスチックメーカーの方や学校教育関係者、メディアの取材など多くの皆さまからお声かけいただきました。身近な場所に存在するマイクロプラスチックの実物を目の前にして、数の多さや粒の細かさなどに驚き、この問題を実感するきっかけになったのではないかと思います。
プラスチックの原料はおもに化石燃料の石油なので気候変動の問題とも切り離せません。私たちは、プラスチック問題に気付いたばかりで、対策や改善は簡単ではありません。
パルシステムはプラスチック使用量の少ない包材での商品づくりや、バイオマスストローへの切り替えなど材質の改善など、メーカーとともに取り組みをすすめてきました。こういった商品の利用が環境問題への関心を高めるきっかけとなるよう、これからも様々な機会を創出していきます。