活動レポート

東日本大震災復興支援シンポジウム「震災から7年 伝えよう、あの日のこと 応援しよう、震災後のふくしま」

2018.3.4

2018年3月4日(日)東日本大震災復興支援シンポジウムを、パルシステム東京新宿本部で開催。83人が参加しました。(組合員34人)

 

オープニングは、パル未来花基金助成グループ「アンサンブル カーナス」のトランペットと電子ピアノの演奏からはじまりました。

オープニングミニコンサート 演奏は「アンサンブル カーナス」♪

「アンサンブル カーナス」(2017年度パル未来花基金助成グループ)

「アンサンブル カーナス」(2017年度パル未来花基金助成グループ)

 当日はイタリアの歌曲や日本の「ふるさと」等、数曲を演奏、美しい音色にみんなで聴きいりました。

「アンサンブルカーナス」のメンバーは、トランペット4名、ピアノ1名の女性5名のグループ。3.11東日本大震災後、自分たちでできる音楽を支援活動として都内でコンサートを開き、その収益の1部を被災地に寄付しています。

■講演 「伝えることの大切さ 伝わることの素晴らしさ」

フリーアナウンサー大和田 新(おおわだ あらた)氏 (元ラジオ福島のアナウンサー)

フリーアナウンサー大和田 新(おおわだ あらた)氏 (元ラジオ福島のアナウンサー)

大和田氏は、震災当時から5年間の被災地、被災者の現状をまとめた『大和田ノート』の著者。

 

震災名を「東日本・津波・原発事故大震災」と呼ぶ大和田さんは、被災地の中でも福島県は震災関連死が多い事実を指摘。「原発事故後の無理な避難によるストレスや持病の悪化、将来の不安による自殺などが原因『私は震災関連死ではなく「原発事故関連死」だと思っています』と話します。「福島のために何が出来るかを聞かれたとき、まず福島を忘れないこと、と答えます」という大和田さんの言葉に、参加者たちは、「被災地を忘れない」思いを共有しました。 

福島の現状を語る大和田氏。著書「大和田ノート」には被災者のストーリーがそれぞれ書かれている

福島の現状を語る大和田氏。著書「大和田ノート」には被災者のストーリーがそれぞれ書かれている

■2017年度「福島支援カンパ」贈呈6団体によるパネルディスカッション

パルシステム東京復興支援委員の廣重理事の司会で、福島の子どもたちの現状、福島県内・県外で活動している両方の団体から、支援をめぐる状況等について、それぞれお話しいただきました。

 

写真左から、「いわき放射能市民測定室たらちね」「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」「ハートフルハート未来を育む会」「ふよう土2100」「まつもと子ども留学基金」「沖縄・珠美(くみ)の里」を代表してご参加いただきました。

■講演終了後の会場内

大和田新氏の書籍、福島支援カンパ団体、パル未来花基金助成グループによる支援活動の展示、被災者の小物販売

大和田新氏の書籍、福島支援カンパ団体、パル未来花基金助成グループによる支援活動の展示、被災者の小物販売

最後に『3.11を忘れない』を胸にきざんで・・・・・

最後に『3.11を忘れない』を胸にきざんで・・・・・

 パルシステム東京は、今後も「3.11を忘れない」復興支援活動を続けていきます。