活動レポート
【シャプラニール=市民による海外協力の会】2017年度書き損じハガキ等回収キャンペーン(ステナイ生活)取り組み報告
2017.12.1
――回収数3,095件 換金額5,999,121円となりました――
(実施期間:2017年3月13日~5月31日受付分まで)
パルシステム東京は、身近にできる社会貢献の取り組みとして、シャプラニール=市民による海外協力の会(以下、シャプラニール)の「ステナイ生活」に協力しています。2017年度も組合員の皆様からご家庭の書き損じはがきや未使用はがき、未使用切手、金券等の寄付をいただきました。いただいたご寄付は、シャプラニールを通じて、児童労働の削減や防止などの活動に使われます。ご協力ありがとうございました。
◆報告
【回収品目】
書損じはがき・未使用はがき、未使用切手、使用済切手、金・プラチナ・銀製のアクセサリー類、腕時計、図書券などの金券、外貨紙幣、未使用テレホンカード、ブルーチップ、グリーンスタンプ、本、CD、DVD、ゲーム類
【集計結果】 件数3,095件 換金額5,999,121円
◆支援活動
支援の背景
バングラデシュ統計局の報告では、現在バングラデシュには家事使用人として働く少女が33万人いるとされています。
彼女たちは、閉ざされた室内で働くことを強いられることから、弱い立場にあります。教育の機会、子どもの権利を奪われているケースもあります。
●少女たちへの支援の取り組み
シャプラニールでは、支援センターを運営し、ベンガル語、英語、算数など読み書き・計算などの基礎的な内容を学べる機会を提供しています。また、思春期の身体の変化や性暴力をいかに防ぐかを学ぶ性教育や、身の回りを清潔に保ち病気を防ぐ衛生教育など、生活向上に必要な教育を提供するほか、縫製やアイロンかけなどの技術研修、絵や歌・踊りなどを楽しむレクリエーション、運動会や文化祭などを実施しています。
●行政に対する働きかけ
住民に対してリーダーシップ研修など行い、行政へ働きかける能力の向上を目指しています。
また、行政機関への定期的訪問、住民と郡や村などの行政関係者とのワークショップに取り組んでいます。
●雇い主や親への取り組み
雇い主への家庭訪問を継続して行っています。雇い主や親に対し、子どもの権利に関するワークショップを開催しています。
●地域社会への取り組み
他のNGO、企業および地域住民より寄付を募り、支援センターが地域によって運営できるように働きかけています。メディアや地方自治体などとともに、家事使用人として働く少女に関するワークショップを開催しています。
●バングラデシュ社会に対する取り組み
家事使用人として働く少女に関するシンポジウムを開催することで、NGO、国際機関、各省庁とのネットワーク構築を行っています。また、新聞やテレビなどメディア掲載や広告を出稿し、家事使用人に関する問題意識を広めています。
最後に、2016年度に続き、2017年度も集めたはがきや切手などの仕分けや集計のお手伝いをする『仕分けボランティア』をパルシステム東京組合員が体験する取り組みも行いました。
■これからボランティアをはじめたい方は、下記までお問い合せください。
◆シャプラニール=市民による海外協力の会 東京事務所(東京メトロ「早稲田」駅 徒歩5分) 新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内 【問い合わせ】 ステナイ生活担当まで (日月祝定休:10:00~18:00) URL :https://www.shaplaneer.org/ TEL :03-3202-7863 FAX :03-3202-4593 |