活動レポート

プラスチック問題体験学習会を開催しました。

2021.3.10

最近注目されている“プラスチック問題”――――

私たちの身の回りには多くのプラスチック製品があふれています。プラスチックは軽くて丈夫なのであらゆる製品に使われている一方で、特にペットボトルやレジ袋などのプラスチック類はポイ捨てされて、川や海に流れ出てしまいます。

海を漂うプラスチックは、紫外線や波の力で壊れて細かくなり、マイクロプラスチックとなって、魚や海鳥などがエサと間違えて食べるなど、海の生態系への影響が世界的に大きな問題となっています。

 

 

 

プラスチック問題体験学習会を開催

パルシステム東京では、身近な体験学習をとおした啓発を目的に「委員会向け出前講座」を開催しています。砂浜で採取した“実物サンプル”などによるデモンストレーションや講義、DVDの視聴、体験学習などの各種プログラムを組み合わせて実施しています。

委員会企画 学習会の様子

お台場の砂(サンプル)の中から、ピンセットを使ってプラスチック片を採取。大きいものからマイクロプラスチック(5㎜以下)まで、様々な色や形のものが見つかります!大きなプラスチック片を取り除いた砂を、水の入った瓶に入れて撹拌すると、浮遊物がたくさん!中でも特徴的なのが人工芝です―――――。

他にも、プラスチック削減をした容器包材商品の紹介や、組合員さんから回収したリサイクル品がどのようなものにリサイクルされているのかなど、プラスチック問題について学習しました。

<2020年10月29日 狛江委員会>

<2020年11月18日 東大和A委員会>

参加者の感想(抜粋)

・プラスチックは、昔からある便利で私たちの生活に欠かせないものだけど、使わなくてもできること考える必要があると思った。

・生活の中にジワジワと入り込んでいるプラスチック。安価で使いやすいことが、こんなにも地球の生物を脅かしているのか。作る側も使う側もよく考えていかなければならない。

・マイクロプラスチックと言えば、海洋汚染・地球温暖化というイメージだが、今日の学習会で、改めて生活全般、地球丸ごとの汚染なんだと認識できました。

・大変勉強になりました。プラスチックに気をつけているつもりでも、つい外で購入したものはプラスチックだらけ。新型コロナウイルス感染症の影響で、使い捨てが中心になっていますが、目先の事よりこれから先、何年、何十年後を考えて行動してほしいと思います。

・ひとりひとり少しずつの積み重ねが大切だと思いました。子どもたちにも知ってほしい。

 

※2020年10月~2020年12月:7委員会実施。

※2021年1月~:新型コロナウィルス感染症の影響により一時中止。

2021年3月