活動レポート

[食の安全学習会] 教えて!まだまだ知らないゲノム編集食品

2021.4.9

3月7日(日)、ゲノム編集食品の基礎を学ぶ学習会を開催しました。

2020年のノーベル化学賞に「クリスパーキャス9」というゲノム編集技術の開発者が授賞したり、2020年12月に日本で初めてのゲノム編集食品として、GABAが多く含まれるトマトが受理されるなど、ゲノム編集は組合員の関心が高いテーマということもあり、多くの組合員が参加しました。

(組合員62名・役職員15名)

 

日本消費者連盟顧問・天笠啓祐氏から、ゲノム編集食品の基礎的な説明や、マダイやトラフグなどトマト以外の日本の研究状況、世界のアグリビジネスから特許権の問題などについて講演をいただきました。

 

 

また、パルシステム連合会・辻正一常務執行役員から、パルシステムのゲノム編集対策タスクのことや、高GABAトマトの届け出を受けて、パルシステムと産地の取り組みなどの解説があり、ゲノム編集食品について考える機会となりました。

ゲノム編集食品について真剣に学ぶ参加者の皆さん

ゲノム編集食品について真剣に学ぶ参加者の皆さん

参加者からは「ゲノム編集食品の現在の状況と、パルシステムの取り組みについてもよく理解できた。」「初心者でもとてもわかりやすく、遺伝子組み換えとの違いもよく分かりとても良かった。」「種苗に表示する重要性、産直の安心などを知ることができた」などの感想が寄せられました。

パルシステム東京は、これからもゲノム編集食品をはじめ遺伝子操作技術など、食の安全に関する取り組みを行っていきます。

 

 

 

講師プロフィール

講師プロフィール

天笠 啓祐(あまがさ けいすけ)氏 
東京都出身。早稲田大学理工学部卒業。フリージャーナリスト。

日本消費者連盟顧問。遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表。

市民バイオテクノロジー情報室代表。

著書『ゲノム操作食品の争点』、『ゲノム操作・遺伝子組み換え食品入門』、

『子どもに食べさせたくない遺伝子組み換え食品』など多数。