活動レポート

2020わたしたちの《主婦事情》~やり場のない不安と未来への思い~

11月4日にパルシステム東京新宿本部で開催し4人が参加しました。
当日担当したファシリテーターからの報告です。

コロナ禍で、友人・知人とのコミュニケーションがとれない中、家事や育児負担が一気に押し寄せる状況。不要不急という言葉から自分の存在意義は何だったのか? コロナ感染拡大当初いだいていたやり場のない不安感から、少しずつ日常を取り戻しつつある現在の気持ちを、お互いに話しました。

 

2020年2月に出された休校要請や第1回目の緊急事態宣言、自分や家族の日常生活は一変した

急な休校要請、3月の学校行事は中止。これからどうなるのか、子どもたち以上に不安。4月からの緊急事態宣言では、学校から配布のプリント学習に追われる日々。朝昼晩の食事作りが大変。外遊びも限られて、運動不足。近所の公園はやたらと密。友達と「遊ぼう」の連絡もとりにくい中、YouTubeやLINEのやりとりに夢中になって一日を過ごしている子どもたち。早く学校が始まってほしいな。大学生はリモート授業、バイトもなくてずーっと自宅。友人とも会えずに、学生ライフを楽しめないのはかわいそう。夫の仕事もリモートで自宅、家族全員が在宅している。緊急事態宣言で買い物も食料品や日用品ぐらいで、友人とのランチやお茶もできずに、息がつまる。

 

 

 

学校もはじまり、夫の仕事も戻りつつある今、気にかかっていることは?

子どもや夫は日常を取り戻しつつあるのに、自分だけ取り残されてしまう感覚。報道からは、飲食による感染拡大が強調され、自分の外出はどうしても控えがち。出かけるところがない。自分の用事って不要不急だったのかな? 感染に対する考え方はひとそれぞれ、相変わらず自粛している方もいて、誘いにくい。やりたいことができなくなって焦る気持ち。子どもや夫は外とのつながりがあるのに。家族と向き合う時間は持てたが、それだけ?と考えると、すっきりしない気持ち。

今日のワークに参加してどうでしたか?(一部紹介)

・子育てと家事に追われ、流されていく毎日の中で、ふと立ち止まって自分の内面に向き合えた気がします。

・安心な場の中で、正直に気持ちを言葉にすることで、ほんの少しすっきりとしました。

・あっという間の時間で、もっともっと話したかったです。

・久しぶりのワークショップ参加。コロナ禍のもとでの参加で緊張しました。

・ちがう立場での感じ方に少しですが触れられるのは刺激でした。

当日のファシリテーターを担当して

・リアルに人と会って話すことの良さを感じたり、自分自身の内面に少し向き合う体験をしてもらえたりという手応えはありました。

・久しぶりのワーク開催で、記憶や感覚を思い出しながらの準備となりました。参加者は距離をおいて座りマスクもつけていたため、表情を読み取ることが難しかったです。最初はお互い様子をさぐりながらでしたが、皆さん、少しずつ打ち解けていきました。

報告:おかりん   

担当ファシリテーター:かずよ、おかりん

子育て個育てワークショップとは…

組合員の ”参加・出番・対話” の場

詳しくは⇒クリック