活動レポート
[食の安全学習会] 身近に迫るゲノム編集食品!映画「種とゲノム編集の話」上映学習会
2021.11.9
10月16日(土)、ゲノム編集食品の基礎を学ぶ、映画上映学習会をオンラインで開催しました。
高GABAトマトや肉厚マダイ、高成長トラフグなど、次々と販売が開始されているゲノム編集食品は組合員の関心が高いテーマということもあり、多くの組合員が参加しました。
(組合員78名・役職員13名)
最初に、パルシステム東京の西村常任理事から「パルシステムの取り組み」や「ゲノム編集食品の現状」など開会の挨拶がありました。
続いて、日本消費者連盟顧問・天笠啓祐氏から、ゲノム編集食品の最新情報や問題点、遺伝子組み換えとの違いなど、わかりやすく解説をいただき、ゲノム編集食品をはじめ遺伝子操作技術に関する問題について考える機会となりました。
講演後は映画「種とゲノム編集の話」を参加者が各自視聴。
長い進化の過程で生きものたちが獲得してきた遺伝子の仕組みや、種子販売業者・有機栽培農家の現状について学びました。(映画本編48分)
今回の企画は、参加者が自由な時間(開催当日11:10~16:00まで)に何度でも映画を視聴できるプログラムになっていたこともあり、
参加者からは「映画を好きな時間に何度も見れるのはとても助かります。」
「分かりやすく、理解できることが出来ました。映画は家族で視聴できる自由度があり、それもよかったです。」
「遺伝子組み換えとゲノム編集の違いが、よく分かりました。種苗への遺伝子操作の表示を求める署名活動の最新の状況などが聞けて良かったです。」
「同じ消費者の立場で講演を聞いたり質疑応答を聞いたりできてとても良かったです。リーフレットも購入して、家族にも読ませたいです」などの感想が寄せられました。
パルシステム東京は、これからもゲノム編集食品をはじめ遺伝子操作技術など、食の安全に関する取り組みを行っていきます。
講師プロフィール
天笠 啓祐(あまがさ けいすけ)氏
東京都出身。早稲田大学理工学部卒業。フリージャーナリスト。
日本消費者連盟顧問。遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表。
市民バイオテクノロジー情報室代表。
著書『ゲノム操作食品の争点』、『ゲノム操作・遺伝子組み換え食品入門』、
『子どもに食べさせたくない遺伝子組み換え食品』など多数。