活動レポート
シリーズ「しあわせの経済」を地域から フェアでエシカルな経済をつくろう!
2019.7.15
2019年7月12日(金)、グローバル経済とは異なる暮らし方や価値観を紹介する4回連続講座の第2弾「フェアでエシカルな経済をつくろう」を開催。69人が参加しました。(主催:パルシステム東京・環境NGOナマケモノ倶楽部)
エシカル協会代表理事・末吉里花さん、スローウォーターカフェ代表・藤岡亜美さんをゲストに、「エシカルって何?」という基本的なお話から、エクアドルで実践されるフェアトレードの取り組み、私たちが身近でできることなどについて、お話しをうかがいました。
幅広い世代が参加し、ゲスト2人の生き生きとした話しぶりに共感の輪が広がりました。
末吉里花さんは、パッケージをよく見て買い物すること、プレゼントにエシカルな商品を選ぶことなど、すぐに実践できる「エシカル消費」を提案!
私たちの選択で未来を変えることができるんです、という末吉さんの言葉に力強くうなずく参加者の姿が印象的でした。
藤岡亜美さんは、エクアドルで行うフェアトレードの取り組みを紹介。日本の政府開発援助ODAによって、エクアドルの豊かな森が伐採され石油・鉱山開発が行われている現状を知り、現地の方々と協働して森林農法のコーヒーやチョコレートの開発をはじめました。
一つ一つの商品の物語を聞き、参加者からも思わず笑顔があふれました。
お話の後は、クロストーク。「しあわせの経済」を広めていくために私たちにできることなどについて、盛り上がりました。
参加者同士、感想や想いをシェアする交流の場も。
どうしてこの場に参加しようと思ったの?末吉さん、藤岡さんの話を聞いてこう思った!もっとここが聞きたい!…など、それぞれの想いを伝えあいました。
トーク終了後、会場に小さなエシカルマルシェがオープン!
スローウォーターカフェのエクアドル雑貨やチョコレート、アジアのフェアトレード商品を販売するAPLAのコーヒーやクッキーなどを販売し、エシカル消費の実践がうまれました。
グローバル経済とは異なる暮らし方や価値観を紹介する「シリーズ『しあわせの経済』を地域から」は4回連続講座です。今後の企画もご期待ください!
講師:藤岡亜美
スローウォーターカフェ有限会社代表。ナマケモノクラブ共同代表。学生時代からスロー運動に参加。社会起業家コンペで受賞しフェアトレード企業を設立。サリナス村とのチョコレートづくりは全国紙一面にトップになるなどカカオ市場、フェアトレード運動を牽引。2011年、3.11を機に宮崎県に移住。森林農法や地域での環境教育を実践中。「友産友消」いいだしっぺ。共著「日本のフェアトレード」(明石書店)他。
講師:末吉里花
一般社団法人エシカル協会代表理事/フリーアナウンサー
慶應義塾大学総合政策学部卒業。TBS系『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ。また司会や、レポーター、モデレーターもこなす。フェアトレードやエシカルを中心に活動を展開し、日本全国の企業や高校、大学などで講演、各地のイベントでトークショーを行う。
著書に『祈る子どもたち』(太田出版)。新刊『はじめてのエシカル』(山川出版社)。消費者庁「倫理的消費」調査研究会委員(2015.5~2017.3)、東京都消費生活対策審議会委員、NPO法人FTSN(Fair Trade Students Network)関東顧問、日本エシカル推進協議会理事、1% for the Planetアンバサダー、ピープルツリーアンバサダー。