活動レポート
間伐した竹でお正月飾り「いなぎめぐみの里山の竹林保全とミニ門松づくり」
2022.2.1
生活協同組合パルシステム東京は、2021年12月4日(土)にパルシステム東京いなぎめぐみの里山(東京都稲城市)で「いなぎめぐみの里山の竹林保全とミニ門松づくり」を行いました。
12月とは思えない暖かい気候の里山企画に、6組13名の組合員が参加しました。
里山の生態系を守るためにも、竹林整備は必要
この企画は、パルシステム東京の「環境に関する取り組み」の中の「生物多様性保全の取り組み」企画として開催しています。
いなぎめぐみの里山には竹林がありますが、パルシステム東京が取得する以前に、
竹は毎年何メートルも地下茎を伸ばし、
そのまま放置するとあっという間に竹林になり、日陰を作ってしまい他の雑木を枯らし、生態系を壊してしまうのです。
このような理由から竹林は適度な間伐と整備が必要です。
パルシステム東京の職員も2021年11月に竹林保全活動に参加しました。
企画の前に竹の切り出し
企画前に、スタッフ全員で門松づくりに使う竹を選んで切り出しをしました。
細く見える竹でもかなりの重量があり、運びやすいように切り分けて、2人がかりで斜面を運びました。
この竹が、どんな門松に変身するのか、スタッフも楽しみにしながら作業に励みました。
竹林見学で保全の大切さを伝える
企画の初めに参加者は竹林の見学に出発しました。晴天でしたが竹林の中はうす暗くひんやりとしています。
講師の認定NPO法人JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)岩下氏に里山の竹林について説明をしていただきました。その中で「竹林、里山は整備が必要です。そのために間伐した資源を少しでも有効利用できないか考えたり、工夫したりすることをミニ門松づくりで体験してほしいと思います。」ときょうの目的を参加者のみなさんに伝えました。
いよいよミニ門松づくり♪
家族で協力してのこぎりで竹を切ったり、ロープを巻き付けてまとめたり。
竹の節の切り方で「ふくわらい」という笑顔に見える門松、お金がたまるように横まっすぐに切った竹で作る門松など、参加者のみなさんは短時間で作り上げていました。
ほとんど同じ材料を使っているのに同じものが一つもなく、すてきな門松ばかりでした。
参加者のアンケートから
おわりに、「いなぎめぐみの里山の竹林保全とミニ門松づくり」に参加した方から寄せられた声をご紹介します(一部抜粋)。
「里山の手入れについて学ぶことができたことが、とてもよかった」
「竹を切る、飾る、など普段経験できないことが体験できました」
「初めて門松を作りましたが、楽しく作業できました」
「いなぎめぐみの里山は、自然が多く素敵でした。」
パルシステム東京は、今後もさまざまな生物多様性保全の取り組みを続けていきます。
いなぎめぐみの里山へようこそ
パルシステム東京の「いなぎめぐみの里山」では、年間40以上の企画に、のべ3,000人以上が参加して、里山の自然やさまざまなイベントを満喫しています。
タケノコ掘り、ジャム作り、野菜の植え付けや収穫体験など、季節ごとの農業体験はご家族連れに大好評★
竹林の整備活動を通して健康づくりを目指す企画「グリーンジム」も新たに始まっています!