活動レポート
大人の部活へようこそ!遊びごころde音読 ~思いおもいに読んで楽しむ@大人の音読タイム~
2021.12.21
2021年10月15日(金)10:00~11:45パルシステム東京・第1会議室
パルシステム東京は、10月15日(金)に「子育て個育てワークショップ」の取り組みとして
「遊びごころde音読」を開催し、8名の方が参加しました。
当日ワークショップを担当したファシリテーターから報告いたします。
*子育て個育てワークショップとは⇒こちらをクリックしてください。
やっと開催できました、対面でのワークショップ!
延長された緊急事態宣言がようやく解除となり、待ちかねていた会場での開催に漕ぎつけることができました。
音読のワークショップはオンラインではなく、生の場での開催にこだわり、2年近い空白となりました。当日を迎えるに当り、戸惑いと喜び、コロナ禍への不安も抱えていました。
感染防止対策のための細やかな配慮の中、時間・空間の制限を工夫しながらの開催、パル東京本部でも対面での再開の第1号となりました。
サークル席に坐り挨拶の言葉を発してから、参加者の皆さんと共有する場だと実感でき、不安は吹き飛びました。参加者の皆さん、事務局の皆さんに感謝の思いでスタート。
欠席のご連絡が複数あり、少ない人数に参加者が戸惑わないかな…と心配しましたが、「今日はこれからワクチン接種があります。
その前にちょっと心をほぐしておきたいと思って参加しました。」の声に、今日の日を準備し開催できて良かった!とホッとしました。
誰かの声を聞くこと、誰かの発信に触れて力を得られることを感じるスタートでした。
それぞれの声の力
前もって皆さんに音読していただく文章を用意するのですが、これは詩や小説、エッセイ、絵本、新聞記事…etc.構成が違う、雰囲気の変わる文章、何といっても音読したくなる文章を探します。
時間の制約の中、どの部分を取り出したら読み応えを感じ、楽しんでいただけるか、悩みながらの作成です。
ウォーミングアップの後ひとりずつの音読、その悩んだ文章がそれぞれの声で読まれていく…耳を傾けながらその空間を共有していること、それは特別な味わいだと、やっと対面開催できた今回、じわじわと沁みるように感じることができました。
音読した場で湧いて来る思い
「大人の音読」それは音読は子ども達が学校でやっているイメージがあるけれど、大人でも楽しみたい、授業とは違い誰でも思ったように読んでみる、それぞれの癖も持ち味も味わう、そんな場を目指し参加者を迎えて来ました。
今回コロナ禍の中、なまの声での交流は貴重で大切な場だと強く感じ、それを参加者の皆さんと共有できたと思いました。
最後に音読して感じたことを語っていただきました。
以前より短縮された時間が気になりながら、人と思うように会えない中での皆さんの語りたい思い、音読を突破口に語りたくなって来た思い、時間を気にせず引き込まれ、熱い気持ちになりました。
そしてもっともっと音読したかった、その思いが次に繋がりますよう、お見送りしました。
次回は来年1月11日(火曜)午前 南阿佐ヶ谷の「暮らしの処方箋」です
メトロ南阿佐ヶ谷駅近く、JR阿佐ヶ谷駅からも10分弱のビル7階です。南北に窓があり開かれた気持ちのする空間です。 《ファシリテーター かよこ》
参加者の声
・人の声のあたたかさ、やさしさに触れられた時間でした。声に癒されるって、コロナ前にはそれほど意識していなかったのですが、コロナ禍になり、人にあうことも会話することもままならなくなり、人の声が恋しかったんだなーと認識しました。
・今日は久しぶりにたくさんの人の生の声が聞けて、今まで当たり前だった事の大切さを感じました。そして思い切り声をだして朗読する目的が果たせて幸せな時間が過ごせました。
・対面での開催、首を長くして待っていました。声を出すことのそう快さ、他の方の音読を聞く心地よさ、心いやされる時間でした。
*素材集内容*
1.ことばの雫 星野 富弘 〈エッセイ〉
2.秒速5センチメートル 新海 誠 〈小説〉
3.夕暮れどき 大橋 静子 〈エッセイ〉
4.おらおらでひとりでいぐも 若竹 千佐子 〈小説〉
5.はいチーズ 長谷川 義史 〈絵本〉
6.静かな闇の向こう 長田 弘 〈散文詩〉
7.ひと 和田 静香 〈新聞記事〉