活動レポート
テーマ de café
2022.2.24
パルシステム東京は、2021年10月29日に子育て個育てワークショップの取り組みとして、
「テーマde café」を開催し、6人が参加しました。
当日ワークショップを担当したファシリテーターから報告します。
*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。
2年ぶりの≪テーマde café≫は、府中市市民活動センタープラッツで久しぶりの会場開催。
ワクワク気分と、ちょっぴりドキドキの緊張感。
前回に引き続き、パルシステム生活協同組合連合会発行の冊子『のんびる』を読んでの企画シリーズです。
『のんびる』 9,10月号~ジェンダーについて話そう~
9・10月号の特集記事「ジェンダーについて話そう」の紹介後、女性だから男性だからの日々のモヤモヤや、普段の生活の中で感じることから話し始めました。
参加者は、「ジェンダー」について話すことにややハードルがあったり、日々の生活においてはあまり考えていなかったり、すでにジェンダー平等につながる活動を地域でされていたりとさまざま。
話題のニュース、選択的夫婦別姓制度や皇室問題、SDGsについてもみなさん関心が高く、ワーク最初から、参加者の楽しみ感が伝わってきました。
「女性だから」「男性だから」の理由で、自分が生きづらいと感じることは?
選択の自由があるのに(女性である)自分の役割だと思い込んで家事や子育てを担ってきた/子どもの頃から「男性だから」と刷り込まれた観念にひきずられてきた/女性である自分が女性らしくと言われると違和感を持つのに、男性に対しては男性という理由で責任あることを任せたり力仕事を頼んだりした/職場では管理職は男性との意識からか、役職があっても、顧客より「女じゃ話にならない」と言われた/女の子だから学校は短大まで浪人は不可の家庭があった/職業選択時にも、なんとなく自由に選択できない空気を感じた/出産・子育てをしながらの就業に不安があった/
*上記のコメントは参加者の発言です
ジェンダー平等を実現するために、私たちができることは何だろう?
選択する自由があること/周囲の人に伝えていく事/わきまえのない人でいましょう(言いたいことは言う人)/子どものころから刷り込まれた観念がまだまだ多くあり、気付いたことから気づいた人から変えていく事でみんなの意識も変わっていく事を期待したい/男性/女性だからこうしなさい、と親や友人・周囲の人から決めつけられることは、選択の幅を狭めるだけでなく、その人らしさを奪うことにつながる/衆議院選挙時の最高裁判所裁判官の国民審査ではジェンダー平等を積極的に推進する考えの裁判官には<×>をつけない/
*上記のコメントは参加者の発言です
無意識の思い込みや偏見(アンコンシャス・バイアス)に気づく
まずは、性別や役割による無意識な思い込みや偏見に気づくことから、はじめたいですね。
もっと自由に選択できることを知り、勇気をもって一歩を踏み出すことも大事だなと思いました。
また、自分個人の問題として片づけずに、社会全体の課題であると認識することも、ジェンダー平等実現のためには、必要だと感じました。
参加者からの声
・ジェンダー(平等)は、世界平和につながる手段だと思いました。
・久しぶりの対面でのワークショップは、とてもその場のリン場感があってよかったです。
ジェンダ-はやはり教育の場でしっかりと子どもたちに話して行かないと・・・と。学校がんばれ!!と言いたいです。
・全ての人に選択の機会、自由が与えられ、それをサポートする仕組みを作っていかなければならないですね。
・「ジェンダーについて話す」というとハードルが高いなと思いましたが、みなさんが、身近な例をお話していただく中で、わたし自身、気づきがいくつもありました。
『のんびる』がとても内容の充実した冊子であることがわかりました。ありがとうございました。
・ジェンダーについて改めて意識し、いろいろ意見を聴くことができて良かったです。短い時間で多様な意見交換ができて、運営がいいと思いました。
*お土産は今回の特集号と、バックナンバーから気になるテーマの一冊。一般販売雑誌にはないパルシステムらしい視点からの記事が多く、読み応えがあり、当日の参加者からも大好評でした。
*ジェンダー平等:国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに達成する17の目標理念の1つです。パルシステムは、2017年に「ジャパンSDGsアワード」で内閣官房長官賞を受賞しました。
(ファシリテーター:おかりん、ゆみこ)