活動レポート
パルシステムに戻すリサイクル品はどこへ行くの?足立配送センター&杉戸リサイクルセンター親子バス見学会
2018.10.25
パルシステム東京は8月1日(水)夏休み中の親子向けに「足立配送センター&杉戸リサイクルセンター親子バス見学会」を開催し、組合員から回収されたプラスチック袋や紙パックがリサイクルされる過程を学びました。
参加者:10組26名
足立配送センターを見学
まず組合員の各家庭から回収されたリサイクル品が集められる配送センターを見学。おなじみのこんせんくんトラックはすでに出発した後でしたが、広い車庫や商品を保管しておく大型の冷蔵庫・冷凍庫に子どもたちは興味津々の様子。職員と一緒に配送センターの仕組みやパルシステムに戻されたリサイクル品の置き場を見学しました。
巨大な施設、杉戸リサイクルセンターへ
再度、足立センターからバスに乗って埼玉県にある杉戸リサイクルセンターに到着。
この施設は、パンや調味料などのドライ品を、班別・組合員別に折りたたみコンテナにセットするセットセンター、カタログ一式をセットするセットセンターと、回収されたリサイクル品の計量・選別・圧縮を行なうリサイクルセンターを併設しています。
見学前の学習会ではリユース・リサイクル品のラインナップとなぜリサイクルが大切なのかを学びました。夏休み前に学校で「3R」について学んだお子さんもいて、真剣に話を聞き、質問をする姿が印象的でした。
今、時短ニーズから利用する人が増えているお料理セット。お料理セットの包材トレーは「トレーtoトレー」と言って、回収された約2.5枚分のトレーから新しいトレーが1枚(※)つくられます。
「食品を直接載せるものを、また同じ用途へリサイクルすることはとても難しいこと。汚れがついていると新しいトレーにはできません。みんなもお手伝いでトレーを洗って返してくださいね」と語る「トレーおじさん」こと伊藤さん。
※トレーの約40%がリサイクル原料。残りは新しい原料でつくられています。
リサイクル資源を圧縮する現場へ
ここ、杉戸リサイクルセンターにはパルシステムグループ全センターのリサイクル品が集まります。計量と選別を経たものは、機械でぎゅぎゅっと圧縮し「ベール」と呼ばれる固まりにします。
ベールにまとめられたリサイクル品はこのあと各工場に運ばれ、新しい商品や包材に加工されます。
例えば紙パックは静岡にあるマスコー製紙(株)で溶かされ、内側のプラスチックやインクを取り除き、トイレットペーパーやティッシュペーパーの商品として生まれ変わります。
他のリサイクル品のその後はコチラ
参加者アンケートから
・改めて、リユース品の利用やリサイクルへの参加を心がけようと思いました。これで子どもの宿題もバッチリです!
・配送もリサイクルも効率よく正確にものが動くよう、良く考えられたしくみに感動しました。特にリサイクルへの取り組みは、利益を最優先とはせず未来の環境を少しでもよくしようという心意気が感じられ、自分も微力ながら取り組みに協力を続けていこうと思いました。
・家から配送センター、そしてリサイクルセンターへと続くリサイクルアイテムの流れを見学し、自分たちにもできるエコ活動を親子で考える良い機会となりました。