活動レポート
市民参加の生きものモニタリング調査 夏休み特別!!「宿題バッチリ!夏休み子ども生きモニ」
2016.8.19
パルシステム東京は、8月9日(火) 中央大学保全生態学研究室 須田 真一 氏を講師に招き、2016年中央大学・東京大学・パルシステム東京協働プロジェクト『市民参加の生き物モニタリング調査 夏休み特別!!「宿題バッチリ!夏休み子ども生きモニ」』を開催しました。
参加者19人。
パルシステム東京は2009年度から生物多様性保全に取り組んでいます。その中心ともいえるのが「中央大学・東京大学・パルシステム東京協働プロジェクト」として進めている東京都内のチョウのモニタリング調査です。
インターネット上で公開しているデータベースには、組合員の調査員によるモニタリングデータが3万件以上蓄積されています。
この企画は生き物モニタリング調査の夏休み特別企画として、お子さんが都会にも残っている自然や、たくさんの生きものに目を向ける機会を得ること、そしてその不思議、その価値に触れてもらうことを目的としています。
当日の気温は35℃以上。暑さ対策等の諸注意のあと須田先生の案内で、さっそく新宿戸山公園でのフィールドワークに繰り出しました。
アゲハを発見。
たくさん落ちている「セミのぬけがら」。地面の穴はセミが地上に出てきたときのものです。
とても暑い日でしたがアゲハをはじめ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、キチョウ、モンシロチョウなど各種のチョウや、セミ、コフキコガネ、トカゲ、カナヘビなどを見ることができました。
大都会の公園ですが、思いのほかたくさんの生き物に出会え、また須田先生の説明がとても楽しく時間があっという間に経ってしまいました。
須田先生からは「定点観測をしたり、同じ場所でも時間を変えて観察してどんな生物がいるかを調べたりすると、夏休みの自由研究となるのではないかと思います。 観察をしたら配付したワークシートに書きこんでいくと宿題がバッチリ!完成すると思います。」とまとめの言葉をいただきました。
パルシステム東京では、今後も生物多様性保全の取り組み企画を開催予定です。 詳細はホームページ「イベントのお知らせ」、週刊WITH YOUなどでご案内します。