活動レポート

映画「マイスモールランド」上映会&トークライブ

©︎2022「マイスモールランド」製作委員会

2022年8月21日、パルシステム東京新宿本部にて、映画「マイスモールランド」上映会&トークライブを開催し、56名の方にご参加いただきました。

 

パルシステム東京では、「平和」を学び考える機会を設けるため、毎年平和に関する学習会を開催しています。

今回は、幼い頃から日本で暮らしてきたクルド人の女子高校生が在留資格を失い、ある少年との出会いを通して悩みながらも成長していく姿を描く映画「マイスモールランド」を上映。

上映後には、監督の川和田恵真さんと出演者のサヘル・ローズさん、異国にルーツを持つ若者たち、難民問題に取り組んでいる学生とのトークライブを行いました。

映画「マイスモールランド」上映会&トークライブ

川和田 恵真氏プロフィール

是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」に所属。1991年生まれ。父はイギリス人、母は日本人というルーツを持つ。本作で日本初となる第72回ベルリン国際映画祭/アムネスティ国際映画賞スペシャル・メンションに輝いた

登壇者によるトークライブの様子

「マイスモールランド」の川和田恵真監督(左)と出演者のサヘル・ローズさん(右)

「マイスモールランド」の川和田恵真監督(左)と出演者のサヘル・ローズさん(右)

「マイスモールランド」の川和田恵真監督(左)と出演者のサヘル・ローズさん(右)

異国にルーツを持つ若者と難民問題に取り組む大学生


参加者アンケートから(一部抜粋)

◆露骨な差別主義者がほとんど登場せず、悪意のない日本人のさりげない言葉がだんだん主人公たちを追い詰めていくのがリアルでした。「自分たちに何が出来るか」など、私も気になっていたことを回答くださる座談会も有意義でした。ありがとうございます。

◆ドキュメンタリー以上にリアルだった。どのシーンも心が動かされた。主演の嵐さんの演技に引き込まれた。もっと多くの人に見てもらいたい。

◆トークショーは、映画の内容を深めることができたのはもちろん、登壇者の方の背景や、なかなか聞けない本音の想いを知ることができました。個人を尊重し、違いを認める大切さを学びました。今後の自分の意識や行動を考えさせられる機会になりました。まわりの方にも広めます。

◆難民認定に対し、日本の行っている政策に大いに憤りを覚えました。光の当たらないところで悩みを抱えている方たちがたくさんいる現実を、私も含め、たくさんの人たちに知ってもらうことがいかに大事か思い知らされました。

■お問い合わせ

生活協同組合パルシステム東京 政策推進課
paltokyo-seisaku@pal.or.jp