活動レポート
一般公開のスペシャル企画! 今年は子どもの権利条約制定30周年です。ファシリテーター中級講座(PART3)
2019.10.31
cocobunjiプラザ@国分寺
◆一般公開のスペシャル企画! 今年は子どもの権利条約制定30周年です。一般参加者の小グループをファシリテートする実践の場としての「中級講座PART3」です。講師はファシリテーター卒業生で、5期の菊川佳代さんと8期の池田詩子さんです。現在、佳代さんは一般社団法人エルシステマジャパン、詩子さんは一般社団法人ポジティブ・ディシプリン コミュニティの活動をしています。お二人は、私が『子育て個育てワークショップ』に初めて参加した〈PTAワーク〉のファシリテーターでした。今、私はPTAワークを引き継いで担当しています。
◆子どもの権利4つの柱
子どもの権利には、1)生きる権利 2)育つ権利 3)守られる権利 4)参加する権利があります。大切なのは、子どもは「支援の対象者」ではなく「権利を持っている人」だという認識を大人が持つこと。そして、権利侵害に逢っている子どもをなんとかする責務を大人が負っていることです。
◆講師の指示に従ってグループワーク
各グルーブにファシリテーターが1~2名ずつ入りました。私は13期の方と一緒に、交代でファシリテートしました。グループ討論のお題は「子どもが、力を引き出され18歳までに権利を使いこなせるようになったら、社会はどうなるでしょう?」です。私のグループでは、子どもの意見の尊重(育つ権利)として、すぐに「男の子がピンクのランドセルを欲しがったらどうする?」が出ました。ジェンダーの視点にも絡む、具体的かつ身近な例に話が弾み、様ざまな意見で話が深まりました。
◆失敗しちゃった!
ファシリテーターは、話しやすい場づくりと誰もが発言できる時間管理に心を砕きます。なのに、私がグループ討論を仕切ったときは参加者の話に聞き入ってしまい、時間切れで発言できない方がでてしまいました…。
◆講座を終えて
素敵な会場で、着いた瞬間からワクワク。一般枠参加の友達や久しぶりのファシリテーターにも会え、お祭りみたいなPART3でした。内容は濃く、佳代さんの「日本の子どもは幸せそうに見えない」に大共感! 権利というと硬く聞こえてしまうけれど、身の回りにひそんでいて足元にいくつも見つかるものだと感じました。
今回、全体の時間管理は講師がするので気楽に構えていましたが、逆に自分で時間の融通をきかせられない分、与えられた時間の管理をしっかりしなくては、と原点に戻った中級講座PART3でした。
9期 まこと