活動レポート
難民の「故郷の味」を味わうケータリングとトークセッション 「記憶を宿す故郷の味」
2019.2.1
1月31日(木)、トークセッション「記憶を宿す故郷の味―日本で生きる難民の人々を知る―」(主催:朝日新聞社、協力:パルシステム東京、認定NPO法人難民支援協会、Dialogue for People )がパルシステム東京新宿本部にて開催されました。
仕事帰りの方やお母さんと高校生のお子さんなど107名の参加があり、あまり知る機会がない日本の難民認定の話や、難民の方の日本での状況などを聞きながら、故郷の料理をいろいろな思いとともに味わいました。
日本人は知らない、日本の難民 -トークセッション-
前半はトークセッション。朝日新聞社の言論サイト「WEBRONZA」で「記憶を宿す故郷の味」というタイトルで連載をしているジャーナリストの安田菜津紀さん、ミャンマー出身の難民でミャンマー料理店経営のチョーチョーソーさん、認定NPO法人難民支援協会広報部の野津美由紀さんの3名が登壇しました。 (難民支援協会は、2007、2008年度パルシステム東京市民活動助成基金の助成団体)
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トークセッションより
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●日本の難民認定は申請してから結果が出るまで最低でも2年半かかり、その間の 公的な支援はなく、言葉の壁などで
仕事をするのも難しい。2017年は2万人近くの難民申請のうち、認定されたのはわずか20人。年々厳しくなっている。
●なぜ世界中に難民が増えるのか、みんなで考えてほしい。問題のルーツを考え、 解決しないと何も変わらない。
●難民支援は一日で成り立つ支援ではない。一人一人ができる支援をすることが大切。
トークセッションと質疑応答の後は難民の故郷であるミャンマー、カメルーン、クルドなどの料理をみんなで味わい、参加者同士で交流しました。