活動レポート
「夏休み!親子実験教室!~飲んで、食べて、見て学ぼう!~」
2022.11.9
8月11日(木・祝)、PLA(パルシステム・ライフアシスタント)講師による、夏休み人気企画の「親子実験教室」を開催しました。(参加者34人)
食品や商品の「添加物」について実験を通して、楽しく学びました
実施した実験は2つ!
食品添加物の「発色剤(亜硝酸塩)」ってなに?
パルシステムのおやつソーセージと市販の魚肉ソーセージを使って、発色剤の有無を調べる実験です。
それぞれのソーセージを潰したら、水を垂らします。垂らした水に「亜硝酸塩テスター」という試験紙をつけると、市販の魚肉ソーセージはテスターが赤く反応しました!これは、発色剤(亜硝酸塩)が使われているということです。一方、パルシステムのおやつソーセージは、色が変わりませんでした。
発色剤は何のために使うのか
「発色剤(亜硝酸塩)」は、加熱による変色を防いだり、見た目をよくする添加物。菌の発生を抑える効果もあります。本来の色よりも美味しそうに見せたり、長持ちさせるために、ソーセージやハム、いくらやすじこなどによく使われています。
発色剤って必要?パルシステムのハムは色が悪い!?
「新鮮なお肉や魚を使っていれば、わざわざ色をつけて、おいしそうに見せる必要はない!」
パルシステムのハムは「色が悪い!」って言われるけど、余計な添加物を使っていないから。
色が悪くても、お肉の味がしっかり感じられるパルシステムのハムが大好きです。
歯みがきをしてオレンジジュースを飲む実験!?
オレンジジュースで乾杯♩
どんな違いがあったかな?
なんと!参加者のほとんどが、市販の歯みがき粉で歯みがきをした後に飲んだオレンジジュースを「苦い、まずい」と答えたのです!その反応には、講師もびっくり!
苦味を感じた原因は、歯みがき粉に含まれる「ラウリル硫酸ナトリウム」が舌の味蕾※を麻痺させてしまったから。「ラウリル硫酸ナトリウム」は、泡立てる発泡剤として、口の中をさっぱりさせるために入れている添加物です。口の中がさっぱりしたとしても、舌が麻痺してしまうような成分はできれば入れてほしくない。参加した子どもたちからも「いらない!」をジェスチャーで伝えてくれました。
※味蕾(みらい)とは、甘い、うまい、苦い、しょっぱい、酸っぱいといった味を感じ取るセンサー。
豊かな味覚を育むために
「必要ない!」と思った添加物は使わない
ソーセージと歯みがき粉の実験を通して、添加物の話をしました。
パルシステムでは、「本来の味」がわかる豊かな味覚を育て、健康な暮らしを続けるために素材のもつうまみ、味わいをできるだけ引き出した商品づくりを目指しています。
「必要ない!」と思った添加物は使わない。今回の実験でこのことが子どもやお母さんお父さんに伝わったら嬉しいです。
参加者からは「自分が気にせず使っていたものが体に害を及ぼすものだと知ることができてよかった」「子どもに食品添加物がよくないことに気付いてもらう良いきっかけになった」などの感想をいただきました。
PLA(パルシステム・ライフアシスタント)
パルシステム商品の物語(成り立ち)や特徴、生産者の取り組みや想いについて、多くの組合員に”組合員の視点”で伝える活動をする組合員講師です。パルシステム連合会主催の養成講座を1年間受講し、PLA資格を取得した組合員です。