活動レポート
<2022.10.22(土)開催>東海林先生と歩く「世田谷戦跡めぐり」
2022.11.25
2022年10月22日(土)、東海林次男氏をナビゲーターに世田谷区の戦跡フィールドワークを行い、後半は世田谷区立平和資料館で特別展示されている、昭和女子大学戦後史史料を後世に伝えるプロジェクトの協力のもと、現地&オンラインで開催しました。コロナウイルス感染拡大防止のため、現地参加は人数制限し15名、オンラインは16名の参加がありました。
世田谷戦跡めぐりを体験してみましょう!
世田谷の三軒茶屋駅からパルシステム東京の池尻センターまでの戦跡をめぐったダイジェスト版です。
世田谷戦跡フィールドワーク、三軒茶屋駅からスタート!
講師:東海林次男氏(とうかいりんつぐお)
<プロフィール>
1951年、山形県天童市生まれ。
元東京都公立中学校社会科教員
【現在】東京都歴史教育者協議会会長
高輪築提の全面保存を求める会共同代表
中国文化財返還運動を進める会共同代表
【著書】『日本の戦争と動物たち』1,2巻
共著:『シリーズ 戦争遺跡』全5巻
『平和を考える戦争遺物』全5巻
現在の世田谷区には、1890(明治20~30)年代に多くの兵営、練兵場がつくられました。パルシステム東京の池尻センターは、かつて軍馬の飼料(乾草)の保管に使われていました(陸軍糧秣倉庫)。敗戦後、旧兵舎が被災者住宅となり、極端な食糧不足の中、「世田谷コメよこせ区民大会」が開かれた地域でもあります。前半のフィールドワークは、東海林氏を講師に戦跡をめぐります。
電柱に注目!
当時の駒沢練兵場
鳩ポッポの家保育園(1994年)
連隊の兵舎跡地(現在の世田谷韓国会館)
パルシステム東京池尻センター
池尻大橋駅近くにあるパルシステム東京の配送センターです。
当時、周辺の陸軍駐屯地の軍馬に与える糧秣(まぐさ)を保管する倉庫でした。鉄骨組の倉庫で今も現役で使われています。このあたりは、世田谷区から目黒区にかけて広大な駒沢練兵場でした。
世田谷区立平和資料館
世田谷公園内の平和の灯
世田谷区立平和資料館&昭和女子大学戦後史史料を後世に伝えるプロジェクトとの連携事業
「被爆者の足跡」ー被団協関連文書の歴史的研究からー
◆参加者アンケートから一部抜粋
-
・書物などで、世田谷に兵舎があったことなど知っていたのですが、実際めにしたのは初めてです。自分の足で歩いてみることの大切さを思いました。ありがとうございました。
・世田谷には関わりなく暮してきたので全く知らなかった。もっと他の地を知りたいです。
・東海林先生の戦跡巡りも、その後の昭和女子大の皆様の講演、展示も大変感動しました。
・オンラインの戦跡巡りは初めてです。最初のオープニング動画がワクワク感がでていてよかった。音声や映像の乱れは仕方がないと思いながら視聴していました。後半の平和資料館での講演は、先生のエネルギーが伝わり、学生さんのトークも未来への希望につながり、若い方たちが平和について学んでいることに感動しました。
パルシステム東京では平和政策にもとづき、平和について学び、考えるきっかけの場づくりとして、取り組みを広げています。
※新型コロナウイルス肺炎等の影響により、参加者を制限させていただいたことをご了承ください。