活動レポート
沖縄エコ&ピースツアー
2020.2.3
~もずくの産地でサンゴの森づくり&沖縄戦跡・基地めぐり~
今年度は、環境と平和を考える新しいツアーを開催。
2020年1月11日(土)~1月13日(月・祝)に、親子5組を含む24名が参加しました。
【1日目】パルシステムPB商品『恩納もずく』の産地を訪問!
1日目は、恩納村漁協の方やメーカーの方から、サンゴの森づくりともずくの関係性について学習。その後、生育中の海ぶどうやサンゴが入った大きな水槽を見学、サンゴの苗づくり体験を行いました。
『恩納もずく』購入代金の一部がサンゴの植え付けに役立てられます。食べることで海の環境保全につながっていることも学びました。
【2日目】沖縄戦の歴史を学び、平和を考えよう!
平和ガイドの方から、沖縄の基地問題、沖縄戦の歴史など説明を受けながら、平和の大切さを学びました。
最初に嘉手納基地の近くの「道の駅」で説明を受け、テラスから基地を双眼鏡で目視し、次に普天間基地が一望できる嘉数高台に移動しました。ここは沖縄戦時、今でも日本軍が使用した「トーチカ」があります。 ※「トーチカ」とは、ロシア語で「点」や「拠点」を意味する軍事用語
ひめゆり学徒隊を知る
戦争に翻弄された沖縄の少女たちの歴史を学習。 戦争中活動した沖縄陸軍病院南風原壕群20号(旧陸軍病院壕跡)やひめゆり平和祈念資料館を見学しました。
当時、ゴルフボール程度の大きさのおにぎり1つが1日分の食事であったこと。壕内で傷病者を看護する女学生の過酷さや、集団自決に追い込まれたお話は想像を絶する悲惨さで、「戦争はあってはならないもの」と心に刻みました。
【3日目】首里城復興コースを歩く
最終日は、琉球文化の象徴で世界遺産でもある「首里城」を見学しました。2019年10月31日に火災にあい、城の大部分が焼失しました。ツアーの参加者も現状を目のあたりにし、復興を願いながら再建に向けた募金箱に寄付をしていました。
これまで、日本生協連主催の「沖縄戦跡・基地めぐり」に参加してきましたが、今年度はパルシステムの「平和」と「産直」を組み合わせたオリジナル企画を開催しました。 多くの方々に、パルシステム東京で取り組んでいる平和活動などを、身近に考えていただけるように今後もすすめていきます。